ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

糀で米を喰らう!ごはん派垂涎、島根の郷土食「するめ糀漬」が美味かった

今週のお題「パン派? ごはん派?」

島根旅行に行ってきた!

f:id:tyoro_ge:20140131133654j:plain

でかかった注連縄。


f:id:tyoro_ge:20140204004916j:plain

美しかった夕日。

f:id:tyoro_ge:20140204004618j:plain

ヤバかったヤマタノオロチ


先週末、出雲から松江を中心に島根県を満喫してきました。その中で、ごはん派の自分が興味深かった米粒並のエピソードを一つ紹介。

出雲のお米事情

f:id:tyoro_ge:20140204004436j:plain

出雲空港からバスで出雲大社へ向かう途中の景色、農耕地がぶわっと広がる出雲平野。

「はぁ~島根は平らなところなんだなぁ」

なんて印象は運転手さんの解説ですぐ間違いだったとわかった。運転手さんいわく、出雲平野は数少ない平野部の一つだそうで県一番の米どころとのこと。

「一面稲作か~島根って米の生産量多いのかぁ」

という安易な考えもすぐくつがえされた。全てが稲作というわけではなく米4割程度で残りは麦、大豆、ハトムギ、ヒマワリなどの転作をしているそうだ。

バスの運転手さんが終始寂しそうに解説していたのが印象的だった、おそらくごはん派なんだろう(ごはん派視点)。

ところで、なぜそんなに用途が多様なのか?は質問できなかったので、帰宅後に調べてみた。

転作作物に麦、ダイズ、ハトムギ、ヒマワリなどの景観作物などを入れ、さらに不作地解消に加工用米を導入したことなどから…管内耕地利用率は…中国地方のJAでトップクラス…「販売起点のものづくり」であるべき…うまく売ることができれば、作ることもうまくいく…ハトムギ栽培面積が約80haあり、西日本ではトップの産地に…

『行政と一体で土地利用型農業「農業が豊かになって地域が元気」【JA 人と事業】第7回 周藤昌夫・JA斐川町代表理事組合長に聞く』
http://www.jacom.or.jp/series/cat_1/2013/cat_1130830-22052.php

つまり、『農業が豊かになって地域が元気』を目指して「耕地利用率の向上」「販売起点の生産」などの方針をもとに施策を推進、その結果が稲作4割の出雲平野、のようだ。

次に島根に行くときは農業をキーワードに旅をしたら面白いかもしれない。

と、ここまでは旅行の小話。旅行といえばお土産。お土産といえば、ご飯に合うオカズ!

ごはん派の夢、糀で米を喰らう島根の「するめ糀漬」

f:id:tyoro_ge:20140204233919j:plain

お土産を物色中に「糀」ってなんて読むんだろう?と手にとった「するめ糀漬」。

「糀」は「こうじ」。穀物にコウジ菌を付着させて繁殖させたものが「麹」だけれど、米の場合のみ「糀」と書く。つまり、米で米を喰らう、これはもうごはん派ならば買わずにいられないでしょう。

「こうじ」を表す漢字は2種類あります。こうじは…現在では主に『麹』という字が使われ…中国から伝わった漢字です。もうひとつの『糀』という字は、…和製漢字で、米糀のみを表します。米糀は、蒸し米に麹菌をつけて発酵させたもので…ふわふわした白い菌糸が蒸し米の表面を花のように覆っている…この様子を表現したのが、『糀』という象形文字なのです。

『糀と麹のちがい』
http://www.saikikoujiya.com/kouji/mame_0001.html


f:id:tyoro_ge:20140204233939j:plain

ごはん入場。

f:id:tyoro_ge:20140204233954j:plain

するめ糀漬入場。

キン肉マンテリーマンの夢のマッスルドッキングは「肉」と「米」。こちらは「米糀」と「米」、破壊力は劣らず抜群だ。

f:id:tyoro_ge:20140204234011j:plain

そんなノリのかたわら、スルメが苦手な嫁はカレーでスタンバイ。カレーに米、これもまた破壊力は抜群だ。

f:id:tyoro_ge:20140204234054j:plain

米糀で米を喰らう俺

f:id:tyoro_ge:20140204234058j:plain

カレーで米を喰らう嫁

米糀、米、カレー、米、米糀、カレー、米、米、突然の異種格闘技戦と化した食卓。場の空気に飲まれずに冷静に「するめ糀漬」の感想を一つ。

塩辛のような辛味はなく、独特のやわらかい甘味がごはんにものすごく合う。主張しない程度のスルメの触感もとてもいい。

これまで意識せずにお世話になってきた「糀」味噌などに舌が馴染んでいるおかげか、どことなく懐かしい風味もあってすごくホッとして食べられる。勢いのまま「するめ糀漬」だけでごはんを3杯いただいた。

ちなみに「するめ糀漬」は島根県の郷土食だそうで、どことなく長野県の野沢菜漬けの位置づけに似ている。

およそ初冬に漬け込み、正月を迎えた頃から三~四月の雪解けの季節まで美味しく食されました。さらには漬け込みの材料にも工夫をこらし、「するめ糀漬」などは、ハレの日やおめでたいお祝いの食としても親しまれてきました。

『なかうらのするめ糀漬』
http://www.nakaura-f.co.jp/kojiduke.html

 

大葉との相性も抜群、手巻きに「するめ糀漬」

f:id:tyoro_ge:20140204234133j:plain

異種格闘技戦の翌日は2月3日。前夜の熱も冷めやらぬ中、ごはん派が泣いて喜ぶ恵方「手」巻き祭りが開催された。ここでも「するめ糀漬」が活躍したので紹介。

f:id:tyoro_ge:20140204234214j:plain

まずは、ごはんにコストコで買いだめしておいたプルコギ、かいわれ大根、マヨネーズ、うまい

f:id:tyoro_ge:20140204234219j:plain

つぎは、ごはんにシーチキン、かいわれ大根、いくら、うまい

f:id:tyoro_ge:20140204234226j:plain

おつぎは、ごはんにマグロ、うまい

f:id:tyoro_ge:20140204234213j:plain

そして、ごはんに大葉、するめ糀漬。大葉の風味が鼻にぬける瞬間、糀のやわらかい甘みが口に広がって…うまい!!

うん、やっぱりごはんに合う!!
そして、ごはんうまい!!


「するめ糀漬」が気になったは、楽天Amazonでお試しあれ!ちなみに今回食べた「なかうらのするめ糀漬」はAmazonでは販売していませんでしたので別の会社の商品を紹介しています。