タイのクーデター、今後政情は安定するんでしょうか?
ご存知のように、タイでクーデターが起きました。
反政府デモなど政治の混乱が半年に渡って続く中、対立する双方の歩み寄りが難しいと判断した陸軍総司令官が、仲良くしないなら私が権力握るからと、軍を動かしてクーデター宣言、という状況(違ってたらすみません)のようです。
対立勢力一歩も引かず我慢の限界、タイ軍クーデターの舞台裏 | Reuters
タイのクーデター
タイの情勢に疎い私でも政変が多い国というイメージがありますが、これはその通りで、Wikipediaによると今回は立憲君主制移行(1932年)後、12回目のクーデター成功にあたります。
言い方を変えると「8年ぶり12回目のクデーター成功」
そういった政変慣れ?した国民性なんでしょうか?現地のツイートを斜め読みするかぎりでは、表面上はひどく混乱しているようにはみえませんでした。
夜間外出禁止令のためにセブンイレブンのシャッターをおろそうとしたらおろし方がわからなくて混乱している、というツイートはありましたが……。
พนักงานเซเว่นยืนออหน้าประตูม้วน หารือกันว่าจะปิดยังไง เนื่องจากไม่เคยปิดมาก่อน
cr: เพจ จับแม่งไปรมแก๊สให้หมด pic.twitter.com/NePlfrwkPi
— อนว.รักสถาบัน (@ohwhois) 2014, 5月 22
悪化の可能性も?
ただ、政権を追われたタクシン派がこれまでより組織力が強化されており、今後武力行使をする可能性もある、という専門家の指摘もあります。
チュラロンコン大学安全保障国際問題研究所のティティナン所長は電話取材で「クーデターに対して強力な反発と抵抗が見込まれる」と述べ、「今回は深刻で暴力的な対立や衝突になろう」と予想した。
タイのクーデターで流血の衝突も、タクシン派が組織力強化 - Bloomberg
また、政変の調停につとめてきたプミポン国王の健康問題への指摘もあります。
政争が収まらない背景には、国民の崇敬を集めるプミポン国王が86歳と高齢で健康問題も抱え、国家の重しとしての存在に陰りが見え始めたこともある。
社説:タイクーデタ− 民主主義に逆行する - 毎日新聞
今後どうなるのか?はそもそもデモがなぜ起きているのかといった根本的な問題の理解が必要ですが、それはこちらの記事あたりを読んでもう少し理解を深めていきたいと思います。
また旅行にいきたいので
と、いきなりなんでタイの情勢が気になりだしたかというと、ちょうど昨年行ったタイ旅行がとても楽しかったからなんです。単純に政情が安定したらまた遊びに行きたいな、と。
チェンマイの寺院に貼られていたインラック前首相のポスター、もう剥がされているんだろうか
ちなみに、今のところ日本からのタイ旅行には影響が出ていないようですが、タイ全体としては観光産業に影響が出つつあるようです。仮に、悪化するという指摘が当たってしまうと日本からの旅行が難しくなるなんてことも。
タイの観光業、戒厳令が不振に追い打ち | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters
というわけで、今後、安定するのを期待して楽しかったタイ旅行の記事でも書いてみようかと思います。