山ウドとタラの芽の天ぷら
この季節になると長野の実家から山ほどの山菜が送られてくることもあり、それらを食べつくす山菜祭りがわが家のゴールデンウィーク恒例行事となりつつあります。
今年は、実家の裏山で採れたタラの芽と山ウドが大量に送られてきました。
ダンボール一杯の山菜(一部)
娘の顔よりでっかい雷電せんべいも入っていました
さて、山菜祭り。山菜の食べ方はいろいろあるようですが、天ぷらの方が祭り感がありますから、基本的には全部天ぷらにします。
食べやすい大きさにカットする作業
これの3杯ほどの量の天ぷらの種ができました
ちなみに、ウドというと白色を思い浮かべますが、それは光を遮断して育てた栽培物だからで、自生しているウドは緑色です。
そのため、細かく切ってしまうと、とくに茎の部分はタラの芽と区別がつかなくなります。ただ、鼻を近づけてみると山うどの香りの方が強く、匂いで区別をつけられるということがわかります。
私「うーん…山ウドの香りって言葉でとう表現すればいいんだろう?」
妻「うーん…わからない」
山ウドの香りを伝えたいんですがわが家の語彙力では伝えきれないようです。いい匂いなんですけどね。
そうこうしているうちに、下準備が完了。
熱せられた天ぷら油、何か始まるのかという雰囲気にテンションが上り始めた娘、会場も盛り上がってまいりました。
妻がひたすらに天ぷらを揚げ、娘がひたすらに天ぷらに近づこうとし、私がひたすらに娘を天ぷらから遠ざける、そして、みんなで揚げ揚げの山菜を食す、山菜祭りが始まります。
ヌルッ
シュパッ
ジュバーッ
ジィーッ(揚げ揚げの会場のかたわらで、物置で防衛線を張られる娘)
ドーン
無事に揚げが完了したところで、ここでもう一品。
天ぷら粉が切れてしまったため、残ったタラの芽は一緒に送られてきた胡桃と胡麻のたれと和えることにしました。地元は胡桃が名産なのです。
マヨネーズやお酢と混ぜても使える汎用性の高い逸品、そばつゆに入れると美味しくて笑いが出ます
タラの芽と胡桃だれの適当和え、口に入れて胡桃の香り、茎を噛むとタラの芽の香り、地元の旨み成分が詰まっています
いよいよ祭りも最高潮。実食です。
大量にある山菜の天ぷらをどう食べるのかというと、私は食感と香りをストレートに楽しめる塩、これが一番だと思います。
タラの芽は意外にも芋のようなほっくりとした食感
うってかわって山ウドは瑞々しいシャッキリポンなお味、とにかく香りがいい
妻は、辛味大根のすりおろしと天つゆが最強である、と語っていました。
この辛味大根も実家から送られてきたものです
タラの芽は辛味大根と天つゆをガッツリ絡みとってジューシーに
辛味といっても辛さはほとんどなく、山ウドの強めの香りがよく合います
その後、ポン酢による正攻法からマヨや粗挽きコショウなどの邪道の限りも尽くして、祭りは終了。
食べきれなかった分は、翌日たまごに閉じて美味しくいただきました。
うぉー
見た目はあれだが味はよい、相変わらず山ウドの香りが効いているし、タラの芽のホクホクさが活きる一品
というわけで、ゴールデンウィークのわが家の恒例行事、山菜祭りの様子でした。
娘がもう少し大きくなったら山菜を採るところから経験させてあげたいと思います。