動物に最接近!ツアーやライブを中心に周るアドベンチャーワールド体験記
2歳児を連れて遊びにやってきた和歌山県の南紀白浜アドベンチャーワールド、1日目は初来園ということで、気が向くままにふらふら~と周ってみました。
2日目はうってかわって、ツアーやショーなどのイベントを中心に楽しむ予定です。
ということは、開演時間を意識して予定を立てて回る必要がありますが、2歳児が思った通りに動いてくれるか、、というと期待薄です。
うちの娘は、お昼寝タイムの14時前後に駄々をこねる傾向があるので、必ず行きたいツアーと観たいショーを朝イチに入れて、あとは娘のご機嫌とショーの空きを天秤にかけて観て周る、という作戦でのぞむことにしました。
結果的には大満足でアドベンチャーワールドを満喫できた2日目の様子をまとめています。わが家のように、初めてアドベンチャーワールドに行くという方の参考になれば幸いです。
- ツアーチケット争奪戦
- ジープサファリ探検ツアーへ
- サイに最接近
- 強烈な獣の臭い…ワイルドアニマルロッヂ
- 跳びまくりの大迫力マリンライブ
- パンダで休息
- リスザルとふれあい写真撮影
- わんわんとお散歩
- 海獣館でシロクマとペンギン
- お土産にぬいぐるみ
- まとめ
ツアーチケット争奪戦
アドベンチャーワールドは3営業日前までであれば、一部ツアーをオンラインで予約することができます(もちろん、混雑日は予約できないこともあるのでご注意を)。
私たちが狙っていたジープサファリ探検ツアーは、残念ながらもともとオンライン予約ができなかったので当日予約をするつもりでいました。
さて、当日です。土曜日なので、念のため開園時間9:00より30分前に着くように向かうと、園の目の前の駐車場にはそこそこ車が停まっています。
出遅れた?
タクシーの運転手さんいわく「夏休みとか繁忙期はこの駐車場なんかすぐに埋まっちゃって、離れたところにある第2、第3駐車場まで行かないといけないんだよー、今日はガラガラで良かったね」とのこと。
なんだ、開園してから来ても平気だったのか、と一安心しようとゲートをみると、すでに行列が!!
10人✕10列=100人程度の行列ができてました
ツアーは、入園ゲートを通過した先に並んでいる専用ブースで先着順で予約をします。上の写真でいうと、中央奥あたりに並ぶ①②③という数字がある場所がそれぞれのツアーの専用ブースになっています。
つまり、入園ゲートは自分が予約をしたいツアーブースの近くに並ぶ、というのが鉄則なわけです。
本日のお品書き、予約ができるツアーは日によって違うようです
われわれが狙うジープサファリ探検ツアーは④なので、なるべく右側に並ぶことにしました。
9時になり開園、並んでいた人たちが入園ゲートを続々と通過していきます。そして、我先にツアー予約ブースにダッシュ……するんですが、このときの動きが面白い。
専用ブースが可動式になっていて、開園とともに向かってくる予約希望者を誘導しつつ後方に動き出します。最終的に受付を開始するのは最初の位置から離れた場所になるわけです。
初めから専用ブースが離れた場所にあると入園ゲートを通過した人たちの短距離走のようになってしまいますから、こうすることで人が向かってくる勢いを抑えてあらぬ事故を防いでるのかもしれません。
なんて感心しながら、ジープサファリ探検ツアーの予約ブースに到着しました。
すでに満席の時間帯がチラホラ
ジープサファリ探検ツアーは、サファリワールド一帯を専用車で周りつつ動物に餌やりしたり肉食動物の檻があるロッヂを見学する、という内容で、専用車は2種類用意されています。
- ガイドさんが運転する車に乗る相乗りタイプ
- お客さん自身が運転して、ガイドさんが運転する車についていく貸し切りタイプ
予約の埋まり方をみると貸し切りタイプの方が人気のようです。
私たちは夫婦ともにペーパードライバー……ということもあってガイドさんが運転する相乗りタイプを選ぶことに。時間帯は、作戦通り朝イチの10時10分発を無事に予約することができました。一安心。
ちなみに、他のツアーは「ドルフィンフィーディング」「アニマルアクションふれあいツアー」が大人気のようであっという間に完売していたようです。
ジープサファリ探検ツアーへ
そういえば、今日は開園とともに入園できたので、オリジナルベビーカーも好きなものを選び放題でした。
今日は肉食の気分だったようです
ツアーまでは1時間ほどありますが、集合場所が園の最奥部に位置するので向かうことにします。今日も入り口近くにいらっしゃるパンダらしきものを横目にスルーしつつも、園内を楽しみながらザクザクと目的地へ進みます。
スルーしたパンダらしきもの
ツアーが楽しみで浮かれる家族
どこから撮ってるんだろうとおもったら目の間のシロクマが露骨に撮影してました
整然と並ぶ動物たちを
ちゃんと並んでー、と端から指差し確認する娘onチーター
何とも言えないレトロな動物オブジェを楽しんでいると1時間はあっという間に過ぎてしまいました。
集合場所で点呼をとって専用者に乗り込み、いよいよツアー開始です。
相乗りタイプはこんな感じでそれなりにゆったりと乗れます
今回は相乗りタイプに12人乗車して、貸し切りタイプが2台が後からついてくる、というツアーになりました。
サイに最接近
ツアーの前半は草食動物のエリアをめぐります。昨日自由行動で周ったエリアと全く一緒なのですが、ガイドさんの動物豆知識を聞きながらなのでより楽しく周ることができます。
昨日間近で観て怖かったキリンさん、車中からでもやっぱり怖いとのこと
しかし、やはりツアーの一番の楽しみはツアーでしか経験できないイベントです。その1つめが、サイへの餌やり。
人生でここまでサイに近づいたことがあったのだろうか、というぐらい近づくことができます。
かっこいい
この構造物感
枯れ草を押し固めたような餌を1人1つもらいました。これをサイにあげる、というかポイッと口に投げ込みます。サイはキリンのように伸ばす舌もないし、ガツガツこないんですね。
そういえば、キリンやシカは草食動物だけど餌とみたらグイグイくる。草食系男子って言うけど、イメージどおりなのってもしかしてサイなの?……なんてしょうもないことが頭をよぎります。
リアル草食系男子の口、もっちゃりとした口元がたまりません
ポイッと餌やり
娘は意外にも平気な様子でして、妻に抱えられて餌やりをして満足そうでした。でも、あとで聞いたらやっぱり怖かったみたいです。
次はいよいよ一番楽しみにしていた肉食動物のロッヂへ向かいます。
強烈な獣の臭い…ワイルドアニマルロッヂ
ツアーでは、自由行動では網越しにしか観られなかった肉食動物をより近くから観ることができます。
ライオンさんを恐る恐る覗く娘
ライオンかっこいい、王者の風格
チーターのスタイリッシュさよ
ワイルドアニマル感をたっぷり漂わせるヒグマ
そんなメジャーどころの肉食動物の中でも、あぁこいつらやばいな、と人間の脆弱さをヒリヒリと感じさせてくれた方々がこちら。
やんちゃと評判のトラの兄弟
車のタイヤをパンクさせたりするほどやんちゃらしい虎さんです。
他の動物に比べて好奇心旺盛な動きのせいか人間では推し量れない野生の怖さがじわっと伝わってきました。まぁ、他の動物もそうなんですけどね。
さて、お目当てのワイルドアニマルロッヂです。
Wild Animal lodge
ここの何がすごいかというと、その臭い。小説などで「獣のにおい」といった表現をみかけますが、一歩ロッジに足を踏み入れるとまさにその獣のにおいに満ち満ちた空間が広がります。
肉ばかり食べてるとこうなるんでしょう。肌にねっとりとまとわりつく、むせ返るような、といった表現が頭の中をグルグルとまわる濃度の濃い空気が漂います。
檻の中には外にいた猛獣たちがお休み中
檻があるといってもやはり猛獣。サイに続き、人生でもっとも猛獣に近づいているのは間違いなく、もし、ここで襲われたらどうするんだ?なんて軟弱なシミレーションをしながらみてまわります。
じっとこちらの様子をうかがうチーター
寝ていても重圧感がたまらないヒグマ
こちらもお休み中のライオンたち、外のライオンとは群れが違うのだとか
展示している動物の骨を触ることもできます
食べるものの違いと顎の発達具合の違いの関係がよくわかります
そして、ワイルドアニマルロッジのメインイベント、ライオンへの餌やりの時間になりました。
鉄製の棒の先についた肉塊をスッと差し出すとライオンがペロリと食べる。あっという間のイベントですが、ここまでライオンに近づける機会はめったにないでしょう。
私「ライオンさんにまんまあげるよー」娘「らいおんさん~」
ライオン「ペロリ」、私・娘「わお」
娘も私もびっくりして口をあんぐり。
娘が日頃ふれている絵本などではかわいさあふれるライオンさんですが、眼の前にいるのは獰猛な(ちょっとかわいいけど)獣です。
昨日のキリンや今日のサイ、ライオンなど本物の動物に触れることが娘の刺激になってくれればうれしいなぁ、そんな娘の成長にも思いを馳せつつ、大満足のジープサファリ探検ツアーは終了。
次は一休みして、イルカやクジラが跳び回るマリンライブへ向かいます。
跳びまくりの大迫力マリンライブ
1日3回公演のマリンライブですが、わたしたちはお昼の回に行くことにしました。
少し早いお昼をライオンピザ?で手短にすませる
席は早い者勝ちなので、早めに座って食事をしている人たちが多数。ここに人が集まっていたのか、という感じで大人気のライブのようです。
ただすり鉢状で高低差のある会場なので、出遅れていった私達も十分満足できる席に座ることができました(繁忙期はそうもいかないのかも)。
ちなみに観終わった後の感想としては、取れるからと前方端っこを選ぶよりは、多少上になっても全体が観える真ん中寄りの席の方が良い気がします。
後ろにみえるのはなんと南紀白浜空港の滑走路
せっかく写してもらった娘の姿を激写しようとあせって遮ってしまうアホな父
そうこうしているうちにライブが開始です。
いわゆるイルカショー(クジラもいるよ)なんですが、司会の人の解説などはまったくありません。
アップテンポな曲とともにイルカとクジラが跳び回りまくるという、イッキ見できる没頭感のある20分間のライブ構成になっていてます。曲に合わせて手拍子したりと、2歳の娘も退屈する瞬間が一切ない楽しいショーでした。
イルカのジャンプ力よ
集団で跳んでぶつからないんだろうか
上からも水中の様子がうかがえます
初めてみるシンクロ的な技
跳びまくりの後半 その1
跳びまくりの後半 その2
それほど数多く観たことはありませんが、今まで観たなかで一番のイルカショーでした。娘も大満足だったようです。
ところで、気になったのが、ショーの間や園内でかかっていたテーマソング。
私「この声って広瀬香美?」
妻「多分そうじゃない?」
ずっと、広瀬香美さんだと思ってましたが、高岡陽子さんの「Shine On You」という曲だそうです。これが耳に残る残る。関西圏では有名なんでしょうか、2日間ずっと頭の中で鳴り響いていました。
パンダで休息
次に狙うのはアニマルアクションというライブです。ただ、開演まで少し時間があったので、もう一度メインのパンダを観に行こう!ということになりました。
ショーの興奮冷めやらず、意気揚々とパンダコーナーへ向かうとパンダは……
寝ていた
寝てて悪いか、と挑発するかのような寝相
「ドヤ寝」と名付けました
そして、パンダを観ているうちに娘もいつの間にかスヤスヤと眠ってしまいました。さすがに朝から疲れたんでしょう。
娘が寝ている間に食べたシロクマあんまん
結局、アニマルアクションはあきらめることにして、次は娘が起きる頃合いにやっているイベントを狙うことにします。
リスザルとふれあい写真撮影
アドベンチャーワールドでは、サファリツアーやマリンライブのような大きなイベントだけでなく、小規模なイベントも各エリアで開催されています。
ちょうど娘が起きた時間に近くのふれあいの里というエリアで、動物と写真撮影ができるイベントがはじまっていました。
動物の解説を聞きながらまったりと過ごす皆さん
このときはベニコンゴウインコさんの解説を聞いてその後写真撮影、次にリスザルさんと写真撮影、といった流れ。
申年なら年賀状になったであろう家族写真
予定外のイベントでしたが、かなりお手軽に動物に近づける体験ができました。なかなか家族写真をとる機会がないのでそういう意味でもありがたいですね。
わんわんとお散歩
次は、わんわんガーデンで犬のお散歩体験です。ここは開催回ごとの事前予約制となっています。
予約の際にはどのわんわんとお散歩をするか選ぶようになっていて、並んでいた子どもたちはあの子がいいこの子がいい、と楽しそうに悩んでいました。
うちの娘はというと、わんわんの一覧をみせられると、
娘「これ」
と、即決。優柔不断な父に似ず、決断力のある性格のようです。
選んだわんわんのリードと餌を渡されてスタート
娘が選んだのはボストンテリアの「ボス」でした
さすがに場数を踏んでいることもあってか、落ち着いて散歩に付き合ってくれるボス。おすわりやお手も、それなりにやってくれます。まぁ餌目当てなんですけどね。
娘もはじめての犬の散歩でうれしかったようで、しばらくたった今でもボスのことは覚えていてくれます。飼い犬のいないわが家にとっては貴重な体験となりました。
初めてのお散歩
貸し切りなので当然ですが、アドベンチャーワールドで体験した中で一番じっくりと動物とふれあえた時間でした。
海獣館でシロクマとペンギン
そうこうしているうちに、閉園時間に近づいてきました。もう少しイベントを巡れるかな?と思っていましたが、2歳ならこんなところでしょう。
それじゃぁ帰ろうか?というところで、まだ足を運んでいないエリアがありました。シロクマやペンギンがいる海獣館です。
シロクマは怖がるかなぁと思っていたんですが、娘は意外と興味津々でじっくりと観察していました。
首を上下に振りながら歩きまわるシロクマ
あと、1日目に観たペンギン。ペンギンはちょうど娘と同じ背丈になるので一体感があるのか妙にはまっていました。
自分より小さいアデリーペンギンを見下ろしてご満悦
ややでかいキングペンギンはちょっとこわいみたいでした
他にもラッコやアザラシもいてまだまだ観足りないかな?というところで時間切れとなりました。
お土産にぬいぐるみ
娘はこの二日間で沢山の動物たちとふれあえたわけですが、どの動物が一番印象に残っていたんでしょうか。
ちょっと興味があったので好きな動物さんのぬいぐみを買ってあげることにしました。その結果は…
意外にもシロクマさん
まぁ、ぬいぐみの造形が結構よく出来ていたので気に入っただけかもしれません。かなり気に入ったみたいで、ホテルにいる間はずっと連れ回していました。
シロクマさんとおやすみ
まとめ
大きな動物園にいったことが少ないので、他と比較して、とまではいえませんが、アドベンチャーワールドは全般的に動物に近づける体験が盛りだくさんだったと思います。 檻越しにみるのとはやはり印象がちがうので、娘にとっても刺激になったはずです。
ということで、前回と合わせてアドベンチャーワールド2日間の体験記でした。娘が大きくなったらまた一緒に行きたいなぁ。
終わり