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ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

春といえばボケ

今週のお題特別編「春を感じるとき」
〈春のブログキャンペーン 第1週〉
 

私にとって春といえばボケ。
 

そういった方は少ないかもしれませんが、毎年、春一番が吹く頃に展覧会が開催される程度には、世間でも春といえばボケであったりします。
 
f:id:tyoro_ge:20150404223406j:plain 第38回 日本ボケ展のご案内(2015年3月6日~3月15日)より 
 
 

全国のボケ愛好家の皆さんが一年間あたためた渾身のボケを披露しあって、寸評を交わし合う展覧会。

こういった作品がならぶ様子を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが…
 

 
 
いずれも見事なボケですね。でも、ボケ違いなのです。会場に展示されるのは、見事に咲き誇る花々。

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そう、まわりくどい前振りですが、私が春を感じるのは花のボケ、木瓜なのです。

ちなみに、日本ボケ展は日本ボケ協会が主催しています。なかなかインパクトがある名前とボケ感のあるホームページですね。

日本ボケ協会
 

ボケの花は3月から4月頃に花を咲かせるバラ科の低木です。

梅や桜ほどの知名度はありませんが、園芸用としては一般的ですから、特徴的な淡い色合いの花を見えれば、あぁあれがボケなのかか、とわかる方も多いと思います。
 

さて、なぜ私が梅や桜よりも、とりわけボケに春を感じるのかというと、話は2年前にさかのぼります。
   
 

2年前の春、手に汗を握り、唇をカサカサにして、顔面蒼白、ガチガチに緊張した私は、妻の実家の庭先に立っていました。

結婚の報告の挨拶をするため、妻の両親とはじめて対面する日でした。

まいったな、何を話せばいいんだろう。妻の父は口数が少なく、受け入れてもらっているのかどうかはかりかねたまま、庭先で二人きりになってしまったのです。
  

しばらくの沈黙のあと、庭に咲く花に気づきました。よくこれまで気づかなかったと思うくらい見事な花です。よし、花の話題をふろう。

私「とてもきれいな花ですね。名前はなんというんですか?」

妻の父「ボケの花ですよ。毎年この時期に咲くんですよ。」    

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いくつか花についてやりとりをしたあと、妻の父の顔をみるととても穏やかな優しい笑みを浮かべていました。

落ち着いてみれば、妻の父もはじめから受け入れてくれていたのでした。
 
 

と、そんなわけで、他愛のないエピソードですが、ボケの花を前にするとかすかな緊張感とともに「あぁ春が来た」と感じるのです。
 
  
今年の春も、妻の実家の庭先に淡い白色と紅色の花々が咲きそろいました。

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妻と私が今年も綺麗だね、と話すかたわら、妻の父はというと、色白の顔にほんのり赤いほっぺがかわいいお花に、穏やかな優しい笑みを浮かべていました。

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