京都高級焼肉店はつだの和牛弁当を食べる
妻と行った京都旅行(3泊4日)の話。
東京からのぞみで2時間20分、京都駅に到着。さっそく京都観光に!……行かず、まずは奈良へ向かいます。
「そうだ 京都の前に奈良、行こう」
今回の旅行の目的は「ぐっとくる仏像を観たおす」ことなので、おとなり奈良時代の仏像もしっかり観ておこうという妻のプランなのです。
サイバーすぎる京都駅
旅行1日目、京都駅は近鉄奈良駅への乗り換え駅にすぎないのですが、ここでは一つの重要なミッションがあります。
はつだの和牛弁当を購入する
はつだの和牛弁当、ご存知でしょうか。
京都の修学院で店を構える割烹焼肉店「はつだ」のお弁当だそうで、とてもとても美味いらしい(妻談)。
京都駅から近鉄奈良駅の道中でいただくために「はつだの和牛弁当を購入する」。これが重要なミッションなのです。
売っているのはJR京都伊勢丹地下2階。
売り場でははつだ以外にも老舗・名店の名前がずらっと並びます。
私たちが行った時(土曜日の11時ごろ)には在庫があるようでしたが、予約しないと手に入らないことも多いようです。
妻が予約していてくれたので無事にはつだの和牛弁当を購入。
お値段 1,728円
高い!!!と思って他のお弁当の値段をみると、あら不思議、安く感じますね(錯覚)。しかし、吉兆の5,400円弁当って何が入っているんでしょう……。
何はともあれミッション完了なので、近鉄奈良線の乗り場へ向かいます。
近鉄奈良線では「乗りたければ私を倒していけ」的なせんとくんがお出迎え
チラッ
はつだの和牛弁当を食べる
住宅街など東京近郊とそれほど変わらない風景が広がる近鉄奈良線の車窓。
それでもたまに登場する東寺の五重塔などが旅行気分を盛り上げてくれます。
さぁ、弁当を食べよう!
シンプルな包装。「京都」「和牛専門」の組み合わせがぐっときます。
木目調の弁当箱。
ご開帳。
包装、弁当箱の流れのままに中身も、肉・キャベツ・ご飯・しば漬けとシンプル。
食べる前からよだれが出るこのビジュアル、いかがでしょうか(記事を書きながら思い出しよだれ)。
驚いたのが、ふわっと香る炭火の匂い。
牛肉のお弁当というと時雨煮のイメージが強かったので、この炭火の匂いはちょっと意外。どんな味なんだろう、テンションのギアが1段上がります。
ちなみに、匂いはあくまでふわっと。けっしてきつくはないので、車中で迷惑にならないか気にしなくて良いのがありがたいですね。
一口。
肉とタレの絶妙な旨味が口いっぱいに広がり、香ばしい炭火の香りが鼻に抜ける。うまい。こんな牛肉弁当食べたことがない。まさに焼肉専門店のお弁当。
とても冷めた焼き肉だとは思えない香ばしさです。むしろ冷めてるからうまいのか。
この主張が強い焼肉を受け止めているのが、ご飯の間に薄く敷かれたキャベツ。
シャキシャキとまではいかない、肉に馴染んだ食感がとてもよい。
肉を一口、肉の脂とタレでしんなりしたキャベツでご飯をくるんで一口、しば漬けで仕切り直し。うっとり。
あ、平城京跡地だ、と妻と盛り上がり、再びはつだの和牛弁当。
今度は、肉を一口、ビールをゴキュゴキュと一口。至福。
そうこうするうちに近鉄奈良駅へ到着。あっという間の40分でした。ごちそうさま。
はつだの和牛弁当は、絶妙なバランスで完成されたお弁当でした。お値段はそれなりですが納得の逸品。
そして、そこに旅情のテンションを一味。とっても贅沢な旅のスタートになりました。
旅は奈良の仏像巡りに続きます。