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ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

おすすめの赤ちゃん向け絵本定期購読サービスは?配本内容を比較してみた

子育て 絵本

子供にどんな絵本を読んであげたらよいのでしょうか?

私も妻も絵本に詳しくないので定番の絵本や作家さんを知りません。私達の好みで買ったとしても娘が楽しんでくれるかわかりませんし、どの絵本を選べばいいのか決め手にかけます。

そんな時に、プロが選んだ絵本を毎月送ってくれる定期購読サービスがあることを知りました。こりゃいいね!と調べてみると、サービスが結構あるようなのです。

そこで、どの絵本購読サービスを選べばいいのか比較をしてみました。

比較の仕方は大きくわけて2つ。サービスの基本情報の比較と、配本内容についての比較です。

配本については、娘が0歳なので0歳向け配本リストを集計対象としています(一部年齢別でないものあります)。年齢ごとに配本の傾向もかわるでしょうから、0歳以外のコースが気になる方は今回の配本比較は参考程度にご覧ください。

 

比較した絵本購読サービス

今回は次の7つのサービスを比較対象として選びました。

   

基本的な情報の比較

まずは、基本的な情報の比較です。下表にまとめてみました。

サービス 配本数 本総額 平均価格 月送料 総額+送料 本入替 期間指定 届け日
絵本ナビ 28 26,823 958 無料 26,823 1年契約、配本数0指定で実質期間短縮可 毎月20日頃
クレヨンハウス 20 23,663 1,183 330 27,623 期間指定可 毎月20日前後
メルヘンハウス 20 20,736 1,037 260 23,856 期間指定可 毎月中旬以降
子育てナビゲーション 35 25,295 723 無料 25,295 コース変更、途中退会可 不明
メトロブッククラブ 20 18,981 949 260 22,101 期間指定可 不明
こぐま社 18 17,712 984 無料 17,712 なし 毎月上旬
福音館書店 12 5,040 420 100 6,240 不明 半年/一年の固定(半年の場合は半額) 毎月初旬

 

すでに持っている絵本が配本リスト内に入っていた場合、入替えができたほうがよいですよね。福音館書店以外のすべてサービスで絵本の入替えができます。福音館書店は過去に出版されていない新本が配本されるので(配本内容については後述)、このオプションがないようです。

金額はおおむね25,000円前後。こぐま社と福音館書店が安目です。とくに福音館書店が安いのは月1冊であることと、本がソフトカバーで単価が安い(どんな本か後述)からのようです。

0歳向けコースを購読してまだ3ヶ月だけど、来月1歳になるから1歳向けのコースに切り替えようかなぁ、なんて時に、配本の期間指定・変更ができると助かります。その点では、期間指定ができないこぐま社と年間か半年しばりの福音館書店はちょっと融通がきかないかもしれません。

表にはウェブサイトの出来栄えを書いていませんが、ずば抜けていたのは絵本ナビです。運営がコンテンツマーケティングなど手広く事業をしている株式会社イードという会社のようなので、こなれている感があります。

 

配本内容の比較(全体傾向)

次は配本内容の比較をします。前述の通り、0歳向け(一部年齢別でないものもあり)コースの配本リストを元データにして集計をしています。

まずは、全サービスの配本絵本(計113冊、のべ153冊)のざっくりとした傾向から。

 

プロが選ぶ定番絵本は?

やはり気になるのは一番選ばれている絵本でしょう。最も選ばれていたのは次の3冊。4つのサービスで配本リストに入っていました。
 

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

おててがでたよ―くつくつあるけのほん2 (福音館 あかちゃんの絵本)

おててがでたよ―くつくつあるけのほん2 (福音館 あかちゃんの絵本)

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)

 

この3冊はド定番といえるかもしれませんね。3冊とも我が家にありました。

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とくに「がたんごとんがたんごとん」は娘受けがよくて、ガタンゴトンの語感や絵柄の展開が楽しい一冊です。ひそかに鉄道好きの母にも受けがよいかも。

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残りは、8冊が3サービスに、15冊が2サービスで配本、残り87冊が1サービスのみでの配本となっています。

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1つのサービスのみで配本されている絵本が約8割なので、配本リストによる差別化がされているように感じられます(サービスによるバラツキは後述)。ですので、サービス選びに際しては、ある程度配本リストの吟味をしたほうがよいかもしれません。
 

人気の作家さんは?

次は選ばれている作家さんの集計結果です。ただし著者・絵・編集・翻訳などの判断で若干あいまいな集計になっているのでご容赦ください。

4作品以上選ばれていた作家さんは7人。この7人の作品が全体の4分の1を占めています。若干偏りがあるかな?

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それでは全80人の作家さんのうち、選ばれている作品数が最も多いのは誰でしょうか?

最も選ばれていたのは、松谷みよ子先生。上の定番絵本にランクインしている「いないいないばあ」など7つの作品が5つのサービスで選ばれていました。

2位は、林明子先生。こちらも上の定番絵本にランクインしている「おててがでたよ」など6つの作品が5つのサービスで選ばれていました。

3位は、まついのりこ先生。我が家では娘が初めて笑ってくれた「じゃあじゃあびりびり」など4つの作品が5つのサービスで選ばれていました。

同3位に三浦太郎先生(「くっついた」は我が子の愛おしさが倍増する名作)、せなけいこ先生(「ねないこだれだ」はわりとガチでこわい)、わかやまけん先生(こぐまちゃんシリーズ、「しろくまちゃんのほっとけーき」は読んでるとお腹が減ります)と続きます。

 

どの年代の絵本が多い?

次に、出版された年代ごとの集計結果です。10年単位で区切っています。

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1960年代の絵本が12冊、50年以上も前の作品が入っているんですね。ちなみに12冊中5冊が松谷みよ子先生の作品でした。

一方で、2010年代の作品は思ったよりも少なくて15冊です。しかも、そのうち12冊は福音館書店の新刊ですから、実質3冊と考えることも出来ます。さらにその3冊はいずれも1サービスのみでしか配本されていません。絵本業界は信頼と実績の世界、親も自分が子供の頃に読んだ絵本を読ませたくなるでしょうし、新たな定番絵本になるのはなかなか難しいようです。
 

配本内容の比較(サービスごと傾向)

それでは、サービスごとに配本の傾向をみてみましょう。
 

独自性が高い配本をするサービスは?

そのサービスだけで配本される絵本がどれぐらいあるのかを集計してみました。全体傾向で示した「1つのサービスのみで配本されている絵本」の内訳ですね。

この比率が高いほど配本リストの独自性が高いと言えそうです。

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繰り返しになりますが、福音館書店は新刊のみですから福音館書店でしか配本されない絵本のみです。同じく出版社系のこぐま社も7割と高め。

一方で、絵本ナビとメルヘンハウスは3割と低めです。3から4サービスで配本されている絵本も3割占めているので、定番重視の配本リストになっているのかもしれません。
 

作家さんのバラツキが大きい多いサービスは?

次は、配本リストに同一作家の絵本が複数含まれているかどうかを集計しました。

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作品数と作家さん数が同じ(作品数/作家数=1)なら、もっとも作家さんがばらついているサービスです。結果をみると、福音館書店とクレヨンハウスは作家さんがばらつくように配本が設定されているようです。

一方で、こぐま社と子育てナビゲーションは同じ作家さんの作品を配本リストにいれる傾向が高いことがわかります。例えば、こぐま社の配本リストには、わかやまけん先生と三浦太郎先生、柳原良平先生の作品が3冊ずつ入っています。子育てナビゲーションの配本リストでは、松谷みよ子先生の作品が6冊入っています。いずれも前述した人気の高い作家さんなので安心感があるといえばあります。

個人的には、同じ作家さんばかりに偏らず、いろいろな作家さんの絵本を見れられたほうがよいかなと思いますが、これは人それぞれでしょう。
 

年代のバラツキが大きいサービスは?

最後に、年代についてサービスごとに集計しました。目安として1990年代以前と2000年代以降でわけてみてみます。

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子育てナビゲーション、メルヘンハウスは9割近くが1990年代以前の絵本です。昔ながらの絵本が多いことがわかります。

福音館書店は新刊のみなので、置いておいて…、クレヨンハウスとメトロブッククラブは2000年代以降が約5割で、他の年代もバランスよく入っています。

とくにクレヨンハウスはすべての年代の絵本が組み込まれていますから、様々な年代の絵本を楽しむことができそうです。
 

比較まとめと私が選んだ購読サービスと理由

比較のまとめです。ここまでの情報をもとに、個人的な判断基準を設けて、どのサービスを利用したほうがいいか整理してみました。

判断の観点は、サービスが利用しやすいか、金額がやすいか、そのサービスでしか出会えない絵本が多いか(配本リストの独自性があるか)、より多くの作家さんに出会えるか(作家のバラツキが大きいか)、より多くの年代が入っているか(年代のバラツキがあるか)、の5つです。

基準は、「◎=優れている 3点」「○=ふつう 1点」「☓=いまいち 0点」として、総合点をみることにしました。

結果は下表の通り。

サービス名 利用しやすさ 金額 独自性 作家のバラツキ 年代のバラツキ 総合点
絵本ナビ 6
クレヨンハウス 9
メルヘンハウス 3
子育てナビゲーション 3
メトロブッククラブ 5
こぐま社 3
福音館書店 9

 

結果、クレヨンハウスと福音館書店が同点で並びましたが、私は福音館書店の絵本購読を試してみることにしました。理由としては、他では買えない・さまざまな作家さんの絵本が配本されること。くわえて、お試しとしてお手頃な金額という点です。

もちろん人によって判断基準が違うと思いますから、例えば、昔から実績のある定番の絵本を中心に配本してくれるサービスがよいという方は、絵本ナビやメルヘンハウスを選ぶのがよさそうです。いろいろな作家さんやいろいろな年代の絵本に出会いたいというかたはクレヨンハウスを選ぶのがよさそうです。

あくまで集計時の配本リスト(2015年6月時点)を元にした情報ですが、どの絵本購読サービスにしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
 

ちなみに、福音館書店から配本される絵本がどんな内容かというと…、本屋で手に入れたバックナンバーがうちに一冊だけあるので紹介します。

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招き猫においでおいでと招かれて集まってくる日本各地の民芸品たち…、なかなかシュールな展開の絵本ですが、娘も気に入っています。

こんな感じで、他にはない発見があって娘と楽しめる絵本が多いといいなぁ。

今週のお題「読書の夏」