喃語から初語の間にしか聞けない赤ちゃんのかわいい言葉
2015年は初めての子育てに大いそがしの一年でした。
今週のお題「私の流行語大賞」ってなんだろうね?と妻といろいろと出し合ってみると、やっぱり多かったのは娘のお言葉。
そこで喃語(なんご、赤ちゃんが発する意味のない言葉)から初語(はじめて発する意味のある言葉)にかけて我が家で頻繁に聞いた娘のお言葉をまとめてみました。
3ヶ月目頃「あぃあぃ…あぃ」
一般的に赤ちゃんは、だいたい2ヶ月前後にクーイングと呼ばれる短い母音を繰り返す声を出すようになるそうです。アーアー、ウーウーなどなど。
うちの娘も2ヶ月頃からだいたい似たような言葉を発するようになりました。機嫌が良いときが多かったかなぁ。
3ヶ月目をすぎたあたりから喃語と呼ばれる言葉を発するようになります。
喃語はくちびるでつくられる「p,b,m」を組み合わせた言葉を繰り返す場合が多いそうで、娘も「ばっぱぱ」や「んまんま」など、あぁこれが喃語なのね、という言葉を多く発するようになりました。
そして、娘の喃語に耳慣れてきたある日、突然の「あいあい…あぃ」ブームが到来。
喜怒哀楽でいうとまちがいなく哀なんでしょうが(あいって言ってるし)、脈絡なくこのフレーズを繰り返す娘。
「なんなんだろうねこれ!?なんなんだろうねこれ!?」と大騒ぎする父と母。
この辺りから一定の間、同じフレーズを繰り返してはいつの間にか全く言わなくなるという、まさに流行語のようなサイクルが始まります。
5ヶ月目頃「ふしゅ…へいしゅ…」
5ヶ月目頃からは、喃語のレベルがアップ。今までは母音や唇を使った音が中心でしたが、少しづつ子音を使ったり、漏れるような複雑な音が出てきました。
また、お座りの体制ができるようになったこともあって手を活発に使うようになります。そのせいか、ほんの短時間ですが、一人で集中して遊ぶ時間も増えてきました。
まだまだ目が話せないけど、前より手がかからなくなったかもね、なんて妻と話していると…そこにはガーゼを媒介して宇宙と交信する娘の姿が。
6ヶ月目頃「えぃえぃ、え~あぁ~」
ばっぱぱぱぱ、まーままーまなど、だんだんと喃語の音が長くなってきた頃です。
動きでは移動手段としてずり這いが定着。なかなか寝てくれないときに布団の上でハイテンションずり這いをするのがブームになり、発奮系の喃語も。
落ち着け娘よ。寝そべる母を乗り越え、えぃぁぁ〜と向こう側に消える娘が目撃されました。
7ヶ月目頃「げぇ」
だんだんと音の聞き分けができるようになってきたようです。大人が話している言葉の意味がわかっているの?と思うような時が何度かありました。
驚いたのがミルクの後のゲップ催促の時です。ゲップをするようにいつも妻と一緒に「げぇしなさい、げぇ」と娘に向かって言っていました。
すると…
妻&私「!?」
以降、娘はミルクの後にとりあえず声でげぇと言うようになりました。そして、忘れた頃におっさんのようなゲップをします。
8ヶ月目頃「てぃひ」
思えば3ヶ月目辺りまでは、娘の表情が乏しく、喜んでいるんだかなかなか手応えがわかりませんでした。やっぱり反応が分かったほうがお世話しがいがありますよね。
8ヶ月頃ともなると表現力がついてきて、表情で語るかのようなシーンが増えてきます。
少し離れたところからこちらを見てキリッとどやり顔をしだしたのもこの頃です。
そうか(なんだかわからないけど)すごいねぇ、と笑いかけるとかえってくる「てぃひ」の笑顔がたまりません。
9ヶ月目頃「げははは」
だんだんと大きな声が出せるようになってきました。生まれた頃を考えると信じられないくらい大きな声が出るようになります。肺活量が増えてきたのかもしれません。
笑い声も今までは「くひひひ」「きゃははは」と甲高い愛らしい声が多かったのですが、更に笑いが重なると野太いおっさんの声が現れます。
また、これも肺活量が増えてきてできるようになったのかもしれませんが、「ブー」ブームが到来。
私が口を震わせて「ブー」と音をだすと、ちょっと息をすって真似をして「ブー」。やりだすと暫くの間ずーっと「ブー」。結構赤ちゃんあるあるらしいですね。
10ヶ月目頃「(猫をみて)ぁあ~~」
猫派の妻の影響なのか、猫をみると明らかに反応をするようになります。
身振り手振りと声を組み合わせた表現をするようになってきていて、猫の写真を指差しながら甲高い声で「ぁあ~~」と一声。
不思議な事に猫以外の動物にはほとんど興味を示さないんです。
動物が好きなのかなぁ、と「けもの」という絵本を買いましたが、いろんな猫が描かれている「ねこ」のページをみせるときじねこを指差して「ぁあ~~」。
- 作者: 小森厚,相笠昌義
- 出版社/メーカー: 福音館書店
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ほかのページはほとんど反応なし。とりわけ「かちく」のページは完全なる無反応。ごめんなさいぶたさんうしさん。
11ヶ月目頃「っでんきだぃ」
11ヶ月目頃になって単語っぽい長めの言葉を発するようになりました。
一般的には、この時期あたりで母国語を作り上げていく土台がほぼできあがっているそうです。そのため、基本的には発する音は、まわりでよく使われている言葉、つまり母国語に限られてくるそうです。
そして、初語はこの時期ごろに発せられることが増えてきます。厚生労働省による乳幼児が単語を話し始めた時期の調査でも11ヶ月あたりから言葉を発する比率がぐっと増えています。
一般調査による幼児の言語機能通過率(平成22年度乳幼児身体発育調査)より
たしかに、娘も日本語っぽい何かを発することが多くなったような気がします。もっともはっきり聞こえた空耳初語がこちら。
たしかに妻と電気代高いよねぇと話してましたけど…まさかの初語が「でんきだい」
また、表情としぐさと声をコミュニケーションも普通にするようになってきました。お母さんの姿がちょっと見えなくなると……
熱烈なラブコールが巻きおこります。
まとめ
あらためて振り返ってみると、言わなくなってしまった言葉が沢山あります。ちょっと寂しい気持ちもありますが、やっぱり娘の成長はうれしいものです。
娘が話せるようになったらどんな話をするのかなぁ。