高速ねかしつけマシーンと化した娘
今週のお題「何して遊んだ?」
1歳後半あたりから娘の遊び方が変わってきて、親のまねを遊びに取り入れるようになりました。
野菜をトントンと切ってお鍋にいれてグツグツ、調味料をパッパッ。
娘「はい、どうじょ。まだまだあついよぉー、ふーふーしてください。」
お母さんがいつもやっていることを、お母さんになったつもりでかわいい仕草とともに再現してくれます。我が子ながらよく観察していてすごいなぁと思います。
発達心理学の本をかじってみると、こういった日常生活の一部をそのまま再現する、台本があるような遊びは初期のごっこ遊びなのだそうです。
確かに、今のところ娘のごっこ遊びは基本的に家や保育園の日常の再現で構成されています。
もう少し成長すると、ぬいぐるみを誰かに見たてたり、積み木を食べ物に見たてたりして、話をその場で作って展開していく即興コントみたいなごっこ遊びが繰り広げられるようになるのでしょう。楽しみです。
で、この初期のごっこ遊びについて、我が家でわりと切実な問題があるのです。
まず、酔っぱらいごっこ。ダイニングテーブルに座ると何かをトリガーに突然酔っぱらい再現ごっこが始まります。
酩酊するほど飲めないので私ではないと…と思うのですが。しかし、この交互に召喚される陽気な酔っぱらいのおっさんと陰気な酔っぱらいのおっさんは誰の再現なのか…。
俺ってこんな酔っ払いかたしてるの!?からみ酒も陰気な酒も美味しくないよなぁ、などと、娘のごっこ遊びに否応なしに内省を促されるのです。
酔いつぶれるとごっこ遊び終了、隣に居合わせたお客さんも付き合わされます。
ただ、このごっこ遊びは終りがあるからまだ良くて、問題なのはゴールが見えない、ねんねごっこ遊びです。
娘「おとーしゃんねんねしよー、おかーしゃんこっちきて」
単に寝かしつけをするというごっこ遊びなのですが、娘が寝かしつける側になります。しかも父母同時寝かしつけ。
ねんねのトントンをしばらく繰り返すと、寝たかなぁ、と顔をピッタリ寄せてのぞき込む。基本はこの繰り返しです。
しかし、ねんねチェックが非常に厳しい。会話厳禁、少しでも動くと「ねんねよぉー」と仕切り直しになってしまいます。
微動だにできない体制になるとトントンラッシュ、父にトントン、母にトントン、父にトントン……無心で反復横跳びのように寝かしつけを繰り返す娘。
強さも次第にトントン、バンバン、ドンドンと激しくなっていき……いっそ寝ようにも寝れない。
腰をぐっと入れてバンバン、みぞおちに入って悶絶することも
たぶん保育園で先生がやっている寝かしつけの様子を再現しているんだと思います。終りがあるとすれば全員(私と妻)がねんねしたらなんですけど、寝れないんですよねぇ。ゴールが見えない。
そして、本当にねんねしてほしい時間に私の出番ね!と、このねんねごっこが始まってしまうパターンも。寝かしつけようとしたら寝かしつけられていた、何を言っているかわからねーと思うが…な日々です。
というわけで、わりと悩ましいごっこ遊びのお話でした。でも、そのうちお人形を寝かしつけるごっこ遊びに移行しちゃうかもしれませんし、できるだけできるだけ一緒に遊んであげたいなぁと思います。