3歳児とイチゴリラ
娘(3歳)の意外な反応をみることができたカードゲームの話です。
ゴールデンウィーク最終日は家でだらだらしようということで、おうち遊びをしていましたが……早々に親の引き出しの限界に達しまして、さてどうしようかという時にちょっと試してみようと引っ張り出してきたのがこちら。
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一時期、私が友人とはまっていたカードゲームです(たしか伊集院光さんがラジオで知ったのがきっかけ)。
イチゴリラのルール
ルールはシンプルで、カードをめくって同じ絵柄をそろえたらゲット、という神経衰弱とほぼ同じです。大きく違うのは次の4点。
- 絵柄をそろえたら手番は終わり(続けてめくれない)
- そろえるの2枚だけではなく、絵柄によって決まっている(例えば、ゴリラは5枚)
- 絵柄が似ているカードがある(ゴリラとごくう、サンタクロースとどろぼう、など)
- 絵柄に書かれている数字=獲得ポイントで競う
にんじん(2枚そろえて2点)をねらわず、ここはゴリラで5点ねらうぜ!4枚めくってあと1枚!ってゴリラと思ってめくったらごくうかよ!みたいな神経衰弱では味わえない展開が楽しめます。
3歳児とイチゴリラ
絵柄がかわいいのと大きさが小ぶりで娘サイズなので、反応は上々(これって意外と重要)。さて、3歳の娘とどうやって遊ぼう。
実はイチゴリラの対象年齢は3歳以上となっているんですが、さすがに上記のルールを理解して遊ぶのはまだ早いので、普通の神経衰弱ルールをベースに、遊びながら娘の様子をみてルールを決めていくやり方にしてみました。
娘の意外な反応
普通の神経衰弱で遊んでみると、ルールは理解してくれて、ドキドキしながらめくって当たり!と楽しんでいます。
が、しばらく遊ぶうちに娘の意外な反応を発見。1枚目をめくった後に当たりの場所がわからないと、2枚目をめくらずに止まってしまうようになりました。
私「どうしたの?めくってごらん?」
娘「……」
私「当たりがわからなかったら好きなところをめくればいいんだよ?」
じりじりとこちらに寄ってきて、モジモジ……
娘「……おとうさんがめくってよー」
私「はずしたくないの?」
娘「……うん」
どうやらはずすのがいやなようです。
失敗をこわがっているのか、自分の意図に沿わないめくりかたをするのがいやなのか、どっちだろう。後者だったら良いような気がしますが、前者だとちょっとあまり良くないような気がします。
結局、はずれるかもしれない2枚目はめくらない、という娘の意思はかわらないようなので、当たりがわからないときはお父さんがめくる、というルールで遊ぶことにしました。
数字とカードの枚数がそろっているのがポイント
うーん、こういう時どう対応すればいいんだろう、とお父さんが悶々と考えている一方で、娘は新しい遊び方をみつけたようです。
獲得したカードをきれいに並べると勝ち、という新ルールが誕生。
ここで娘のアイデアにあわせて遊びを方針転換、集めて並べたカードにかかれた数字に注目します。
たとえば、ゴリラは5枚ありますが、集めたのが2枚だと場にはまだ3枚残ってることになります。引き算の概念が3歳にあるのか試してみることにしました。
私「ゴリラのカードに書かれている数字はなぁんだ?」
娘「……ご!!!」
私「いま○○があつめたゴリラは何匹いる?」
娘「(集めて並べたカードを指差し数えて)……いち、に!!!」
私「(5本指を2本折り曲げながら)あれ!まだ集めてないゴリラがいるみたい!あと何匹いるのかな?」
娘「…………わかんな~い(ふざけた顔をして)」
私「よし、さがしてみよう!」
さすがに引き算はむずかしかったようです。でも、イチゴリラら数字とカードの枚数が合っているので、もうちょっと大きくなったら数の概念の理解に真価を発揮しそうな気配を感じた瞬間でした。
ということで、イチゴリラを通じて娘の慎重な?性格を知っただらだらゴールデンウィーク最終日でした。
今週のお題「ゴールデンウィーク2018」