読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

噴火男さんは御嶽山噴火をなぜ予想できたのか?

御嶽山が噴火した9月27日。それ以前にYahoo!知恵袋に投稿されたある質問が話題になっています。  

2週間前に噴火を危惧

 
9月12日の投稿

9月20日の投稿  
9月12日の時点で噴火を危惧していた質問投稿者。

はてなブックマークには、どうやって質問投稿者が噴火を予想したのか?時空がゆがんでる!ネタでは?虫の知らせがあったの?といったコメントが集まっています。また、質問投稿者の以下のコメントも話題になっている一因のようです。

実はお盆休みに登山予定の口沖良部が訪問一週間前に噴火しました。今週末からキャンプ予定の御岳山まで噴火、来月旅行予定の洞爺湖の有珠山も噴火するのかと思い質問しました。周りから噴火男と言われてます。  

噴火男さんは「噴火した」と書き込んでいますが、これが勘違いだとして、その勘違いを誘発するような情報=噴火を予想(連想)させるような情報が12日以前にあったんでしょうか?
 

噴火の兆候を伝えるニュースがあった

どうやって噴火を予想(連想)したのか?一番有力は答えは「ニュースで報道されていたから」です。

例えば、9月12日以前のツイートを検索すると次のようなコメントがいくつかみつかります。

 
すでにリンク先の記事は消えていますが、ツイートからわかるようにNHK(ローカル)で御嶽山の噴火の兆候に関するニュースがトップニュース扱いで報道されていたようです。

私はこの報道は一切知りませんでした。9月11日ですし、全米同時多発テロ関連の取り扱いが大きく、御嶽山のニュースはあまり周知されなかったのかもしれませんね。  
 

気象庁の噴火予報では噴火警戒レベル1

どうやって噴火を予想(連想)したのか?もう一つは「気象庁の火山情報を観た」可能性が考えられます。

御嶽山については噴火前に3つの発表(9月11日、9月12日、9月16日)が掲載されています。

f:id:tyoro_ge:20140928183927p:plain

御嶽山では、2007年にごく小規模な噴火が発生した79−7火口内及びその近傍に影響する程度の火山灰等の噴出の可能性がありますので、引き続き警戒してください。地震活動が活発になっていることから、火山活動の推移に注意してください。今後、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。<噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)が継続>

噴火警戒レベル1がどういうレベルかというと、噴火警戒レベルの説明によると、基本的に平常時とほぼかわらず、状況に応じて火口付近への立ち入りを禁止するレベルだそうです。入山規制は噴火警戒レベル3以上とのこと。

 
ということで、「噴火のために口永良部島に行けなくなったという経験」と「直近の気象庁の発表やニュース」を考えると、噴火男さんの投稿はそれほど不思議なことではなさそうです。あくまで勘違いしていたら……ですが。

それでも、行こうと思った・行った活火山が数週間以内に立て続けに噴火した、というのはなかなかすごい確率なのかもしれません。

 

事前情報があったら行かなかったのか?

ところで「直近の気象庁の発表やニュース」を事前に知ったとして、あなただったら行くのを辞めますか?

ちなみに噴火男さんは20日頃に行ったそうです。  
私も、気象庁の発表が噴火警戒レベル1であれば行ってしまうかもしれません。
 
日本には活火山(概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山)が110山あり、そのうち47山が「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として24時間体制で常時観測・監視されているそうです。

  • 近年、噴火活動を繰り返している火山
    • 雌阿寒岳、十勝岳、樽前山、有珠山、北海道駒ヶ岳、秋田焼山、秋田駒ヶ岳、吾妻山、那須岳、草津白根山、浅間山、新潟焼山、焼岳、御嶽山、伊豆大島、三宅島、硫黄島、阿蘇山、霧島山、桜島、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島(23火山)
  • 過去100年程度以内に火山活動の高まりが認められている火山
    • アトサヌプリ、大雪山、恵山、岩手山、栗駒山、蔵王山、安達太良山、磐梯山、日光白根山、乗鞍岳、白山、箱根山、伊豆東部火山群、新島、神津島、八丈島、鶴見岳・伽藍岳、九重山(18火山)
  • 現在異常はみられないが過去の噴火履歴等からみて噴火の可能性が考えられる
    • 岩木山、鳥海山、富士山、雲仙岳(4火山)
  • 予測困難な突発的な小噴火の発生時に火口付近で被害が生じる可能性が考えられる
    • 倶多楽、青ヶ島(2火山)
       

これらの山については、気象庁のサイトへアクセスすれば、今回の御嶽山と同様に事前に情報を得ることができるわけです。

噴火の規模や火口付近まで行くかどうかという違いはありますが、近くに行くときは事前に気象庁の火山情報をみて、動きがあるようであれば行くか行かないかの判断をする必要があるのか…と考えさせられました。
 

追記

噴火男さんが「予言した訳ではないですよ。この一週間前ですから今回の噴火の二週間前に何かのニュースで聞いたはず。」とYahoo!知恵袋で回答をされていました。

この記事で想定したとおり、予想できたのは報道されていたからが答えでした。

ただ、噴火男さんはあくまで「確かNHKだったかのローカルニュースで御岳が久々水蒸気爆発したと。で知恵袋でどのあたりか知りたくて質問したわけです。」と、12日時点で噴火していたと言っているのが気になるところです。

ツイッターやニュースサイトを検索しても、その時点で御嶽山が水蒸気爆発したという事実は残っていませんが……深堀はやめておきます。