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ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

サマーウォーズのようなお盆はもう過ごせない

長野

わが故郷の東御市(旧北御牧村)。

サマーウォーズの舞台となった上田市の隣に位置します。
 

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祖父が9人兄弟の長男だったので、私が小さい頃はそれこそサマーウォーズで描かれているような、親戚一同がわいわいと集まるお盆を過ごしていました。

そんなお盆はもう経験できないだろうなぁ、という話。
 

祖父祖母がいないお盆

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お盆恒例の早朝お墓掃除

祖父祖母の代は、兄弟は近所に家をかまえ地元で仕事をして子どもを育てという時代ですから、そういった人たちを中心にサマーウォーズのようなお盆が成り立っていました。

都会に出た親戚たちも中心となる人たちがいるので、帰省をしてサマーウォーズのようなお盆を過ごせていたわけです。


祖父が亡くなってから十数年。

すでに祖父の兄弟筋の親戚が集まることはなくなっていましたが、祖母を中心にわずかながらも親戚があつまるお盆は続いていました。


祖父の代のお盆はこんな感じ。

  • 早朝の墓掃除
  • 迎え盆(家先で迎え火)
  • 親戚一同で宴会
  • 送り盆(家先で送り火)

父が取り仕切るようになってからは、迎え盆と送り盆が省略され、集まる親戚も減り……と徐々に簡略化していっています。


そして、祖母が昨年亡くなりました。

今年は新盆なので例年より多くの親戚が集まりましたが、父のお盆の取り仕切りや中心となっていた祖母がいなくなったことを考えると、親戚が一堂に会するお盆は今年が最後だったのかもしれません。


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わが家の崩れかけの蔵、お宝はないそうです。

サマーウォーズではたしか、亡くなった祖母に代わって孫娘が家を継いでいくようなおわり方でしたから、わいわいとしたお盆はつづいていくんでしょう。

我が家はというと孫の兄と私は、この傾いた蔵と無駄にでかい家どうするんだ?と途方に暮れてる始末です。

こんな話をしていて、兄から家を残していくには〜なんてセリフを初めて聞きましたが、現実的には田舎に戻って仕事をさがして、なんて至難の業。

どう転んでもサマーウォーズのようなお盆はもう過ごせないんです。

都会に出てしまった私がどうこう言える話ではありませんが、ちょっと寂しい気もします。

お寂しいお盆でごわす

ところで、新盆にいらっしゃる方たちの挨拶を聞いてると、ご近所さんもわが家のように世代交代がすすんでいるということがよく分かります。

お寂しいお盆でごわす → 父より上の世代
新盆ということで…… → 若い世代

「お寂しいお盆で」うちの近所の独特の言い回し。「ごわす」長野県の方言。

ご近所さんの新しい世代の人たちはお盆をどう受け継いでいっているんでしょう。

ちなみに、最近は御仏前のやりとりは一切やらないという取り決めをご近所さんたちとしていて、儀礼的なやり取りも減っていく傾向にあるようです。

どんなお盆を過ごしたい?

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浅間山は綺麗に臨めず

「昔はおじいちゃんの兄弟親戚が一週間も家に泊まってその間の料理から何から何まで……女衆は大変だったんだから」という母の恒例の愚痴を聞くにつけ、今の気楽なお盆のほうがいいんだろうなぁ、とも思います。

一方で、サマーウォーズのようなお盆がないと親戚が集う機会がなくて寂しいなぁ、とも思います。

どっちがいいのかという話ではありませんが、これから産まれてくる我が子はどんなお盆を過ごすんだろうか?なんて考えたお盆休みでした。

今週のお題「ふるさと・夏」