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ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

つわり中の妻をサポートするために夫が知っておくべきこと

つわり対策

妊娠15週目に入ってやっと妻のつわりが落ち着いてきました。

一緒にご飯を食べたり一緒に出かけるなんて夢のまた夢、おおよそ妊娠4週目から14週目までの10週間はそんなレベルの辛いつわりが続いていましたが、そこからやっと解放されたかなという状況です。

とくに10週目前後の2週間がピークで、家から出るのはおろか布団からでることもできず、何も食べられず、会話もままならずで、妻が心身ともに一番つらい時期だったと思います。か細い声で毎晩祈るように言っていた言葉を思い出します。

妻「はぁ、朝起きたら終わってないかなぁ……」

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いつまで……つわりの妊婦さんのつらさが集約されたGoogleの検索候補


で、こちらの記事を妻に紹介しました。

「つわり」がどれだけ辛いか記録しておく。 - 壁に向かってフルスイング

やはり共感するところが多いようで感想は次の通り。

妻「特効薬がないので我慢するしかない……終りが見えない……心が折れるかと思ったというか折れたよね」


一方、妻がつわりで苦しむ傍らで夫は何をしていたかというと、あたふたしていただけなんですが、少なくとも症状を理解して負担をかけないように心がけていました。

そんなわけで、あくまで我が家のケースという前置きをしつつ、つわり中の妻をサポートするために夫が知ってくべきことまとめ。


医者に行けば治るものではない

まずは医者に行けばなんとかなるのでは?と思っていた浅はかな私の戒め。


まず、医学的につわりがどう定義されているかというと、ある病院の周産期看護マニュアルに次のように書かれてます。
日本医科大学多摩永山病院女性診療科・産科医局-情報-妊娠悪阻

妊娠5週から妊娠8週に出現する悪心(吐き気、不快感)・嘔吐は「つわり」と呼ばれ、妊娠の成立に伴う生理的(正常)な変化で、全妊婦の50~80%に出現し妊娠12~16週ごろ自然に治る。母体に合併症を引き起こすことはなく、原則的に医療介入の必要はない。


まさにここに書かれている通りで、産科医さんは「小半夏加茯苓湯」というつわりに効く漢方薬の処方と、食べられるものを食べられる時に食べればいいよ、でも、体重が急激に減ったらすぐに病院にきてねというアドバイスをしてくれる程度でした。

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処方された小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)、妻にはあまり効果なしでした。


つまり、基本的にはつわりは耐え忍ぶしかないということなんですが、上記の周産期看護マニュアルにはそれを踏まえた上で、重要なことが書かれています。

治療には生活および精神的な支援も重要で、家族、とくに夫のサポートが不可欠となる。

夫のサポートが不可欠、おっしゃるとおりです。


さらに、夫のサポート不足など心理的な要因によって、つわりが悪化して「妊娠悪阻」という症状を誘引すると書かれています。

「つわり」の症状が悪化し、脱水、栄養代謝障害などを来たしたものを妊娠悪阻といい、全妊娠の0.5%前後に発症する。栄養や水分を経口摂取できない場合や5%以上の体重減少、尿中ケトン体陽性の場合は本症の発症を疑う必要がある。

夫婦、家族間の問題、妊娠や分娩への不安など、患者の背景にある心理的な要因も本症を誘引、増悪させる。

 
ここまで来ると場合によっては入院管理が必要となるようです。産科医が体重が急激に減ったら、と言っていたのはこのことだったんですね。


夫がサポートをすればつわりが悪化しない!と言い切れる話ではありませんが、身近に妊婦がいる人は知っておくべきことだと思います。


妻のつわり症状を把握する

じゃぁ、どういうサポートをすればいいのか?という話ですが、単につわりと言っても人によって症状が様々です。

例えば、大きく次の3つの症状があります。

名称 症状
食べつわり 常に何か食べていないと吐き気、不快感
においつわり 特定のにおいで吐き気、不快感
よだれづわり 唾液過多、常に唾液が大量に出る

うちの妻は、食べづわり、においつわりに加えて、熱が37度以上という症状でした。


自分なりに理解しようとすると、ちょっとした刺激ですぐさま吐きそうな二日酔いの上に熱のせいで全身倦怠感、食べると少しましになるのにほとんどの食べ物のにおいを受けつけない。もんのすごくつらい状態だ……。

ちなみに妻はお酒が飲めないこともあって、いままでの人生で二日酔いになったことが一度もなく、吐き気を経験したことがほぼなかったというのも良くなかったと思います。


ここで私ができたのは残念ながら、妻が口に出来そうなものを用意したことと妻から嫌なにおいを遠ざけたことなど、とても些細なことだけでした。

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それでも、「つわりは吐き気と不快感があるんでしょ?」程度の理解では具体的なサポートができませんよね。ひとそれぞれのつわりの症状、妻がどんな症状なのか一歩踏み込んで把握する必要があります。


それと、サポートする時に大事なのは妻の負担にならないコミュニケーションを心がけることだと思います。これ飲むと良くなるから飲みなさい!あれ飲んだらどう?それ飲んだらどう?なんて言われたら余計にストレスになりますよね。

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母親が頼りにならない場合も

サポートとして、大先輩である妻の母・私の母が頼りになるのでは?と思ってましたが、実はそうではありませんでした。

なぜならうちの母たちはつわりがきつくなかったからです。もちろん精神的な支えにはなってくれますが、つわりの辛さを共感してくれるかというと難しいようです。

とはいえ、うちの母たちが「栄養つけるために食べなさい!」だとか「自分の時はこうだった!」とか、無理強いをするタイプではなくて良かったです。

もし無理強いするような人が周りにいる場合は、夫が壁になって止めるのも重要なサポートですね。

ネットが支えに

実の母親ですら上記の通りだったので、妻にとって辛かったのは、つわりの辛さを共感してくれる人(経験した人)が身近にいないことだったかもしれません。

そんな中、つわりの辛さを共感する場として妻の心の支えになったのは2ちゃんねるのあるスレでした。

http://peace.2ch.net/test/read.cgi/baby/1393909750/


タイトル通りつわりが辛い妊婦さんが各々の症状を伝えつつ励まし合うスレです。

妻はここを見て、自分と同じ人もいるんだ、自分より辛い人がいるんだ、と心の支えにしていました。戦友とのコミュニケーションみたいなものでしょうか。


そして、このスレ、つわりが辛い妊婦さんの夫に対する愚痴?も書かれているので、サポートする夫も参考になるんです。例えば次のようなものがあります。

  • 口臭・体臭(タバコ・香水)で吐き気をもよおす
  • 寝返りの振動で吐き気をもよおす
  • においが強い食べ物を家で食べる
  • 心ない言葉をかける
    • 「この状況を乗り切れないと出産後の子育てもやって行けないぞ」
    • 「お前は初めての妊娠で出産や子育てに幸せなイメージばっか持って浮かれてるからいつまでもつわりが終わらないんだ」
    • ゲームばかりして「調子悪いの?」
  • 過度な励ましがストレス
  • 好きな物食べて、元気で身体が思う様に動く夫が妬ましい
  • しょっぱい梅を食べたいのに甘めの梅を買ってくる


自分が同じことをして妻に負担をかけていないか省みる切っ掛けになりますね。


ちなみに、スレで使われている特徴的な用語は次のようなものがあります。スレを見る時に参考にどうぞ。

◯w◯d:妊娠◯週◯日目 例えば、12w5dは12週5日目。
マー :マーライオンより。吐くことを意味します。
orQ :orzの妊婦バージョン。


まとめ

  • つわりを理解する
  • 妻の症状を把握する
  • 症状を踏まえた上で、妻の負担をとりのぞく

と、ものすごく当たり前のことですが、夫ができることは症状を理解して負担をかけないようにサポートする。

自分ができたか、できているかわかりませんが、引き続き心がけていきたいと思います。



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