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ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

はてなブックマーク互助会の可視化

アプリ・Webサービス・ガジェット 調べてまとめ

はてなブックマーク互助会のなんちゃって可視化を試みた話。

可視化してみた!といっても、プログラミング、可視化、まったくの門外漢がネットを調べながらやってみた…なので、素人のお絵かきレベルだと思って温かい目で見てください。

きっかけ

最近、はてなブックマークのホットエントリーを眺めていると「互助会」という言葉を目にするようになった。ブログの管理者同士がお互いの記事をブックマークし合う行為のことを指していて、はてなユーザーの間で問題視されているようだ。

しかし、相互ブックマークの目的を客観的に断定するのは難しいと思う。

はてなブックマークが3ユーザー以上になって新着エントリーに入り、そこから多くの人の目に触れるようになりブックマークが増え、ホットエントリーに入ってアクセスが増える。これは結果であって、相互ブックマークの元々の目的はブログ同士のコミュニケーションだったと言われれば、第三者がそれを否定するのは難しい。

客観的な情報が提示されればやっぱりおかしくない?と外野からのつっこみも入れやすいが、そういったユーザーの問題意識を全体の仕組みの中へどう反映させるかは、いずれにせよはてな次第となる。

azanaerunawano5to4.hatenablog.com

であれば、個人ごとにフィルタリングするなどして対応するのが健全なのかもしれない。

topisyu.hatenablog.com

ただ、これは互助あれも互助と感覚的に除外していった結果、どくさいスイッチのごとく誰もいなくなってしまってはしょうがないので、やはり客観的に判断できる情報が可視化されているとうれしい。

そこで、はてなブックマーク互助会の可視化できないか試みた。
 
 

可視化の定義

次の定義とする。

f:id:tyoro_ge:20151012185526p:plain

データの収集は次の流れで行った。

  1. 調査対象のブログを設定
  2. 調査対象のブログの記事をブックマークした先着10名のはてなブックマークユーザーを取得
  3. そのうちはてなブログを運営しているユーザーを取得(①)
  4. ①のユーザーのブックマーク直近100件を取得
  5. ①のサイトの直近記事30件の平均被ブックマーク数を取得
  6. 上記をもとに定義の設定で描画する

10記事だとか10名だとか妥当な基準があるわけではない。まずは互助の傾向が見えるか試してみたいのでとりあえず適当に決めている。
 

はてなブログホットエントリーを可視化

はじめに、はてなブログホットエントリーにエントリーされている記事を起点に上記の定義に沿って可視化を行った。

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こういったネットワーク分析(に適切な内容なのかわからないが)をする場合、コニュニティを検出する手法があるらしいが、理解するのに10年近くかかりそうなので次の機会にするとして、視覚的なあたりをつけて互助っぽいところを掘り下げてみる。

ざっくり、大きな○が平均被ブックマーク数80前後、中くらいが30前後、小さいのが10前後。赤色の線が多い付近はブックマークによるコミュニケーションが盛んなところ、青色付近はかなり濃密なコミュニケーションをしているところ、といった感じでチェック、その結果、次の2つの箇所に注目した。

  1. 目立つのは左側にある青色の線が密集した付近。ここはとても互助い。この中から1ブログを起点に可視化してみる。

  2. 真ん中の大きな○が集まり赤色の線が飛び交っている付近。ここは互助とは言いがたいが、ブログ間のコミュニケーションが盛んなように見える。赤色のやり取りが多いブログをいくつかピックアップして可視化してみる。

 

互助いコミュニティの例

上で上げた1について。左側に位置する青色の線が密集した付近のうち、1ブログを起点に定義の手順で可視化を行った。起点としたブログのノードを黄色にしている。

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おおよそ8ブログで相互にブックマークをしていることが見て取れる。記事を投稿すれば最大8つの被ブックマークが得られ、その結果、平均被ブックマーク数が安定しているようにみえる。

これを互助とみなすかどうかは個人の判断によるが、これらの記事がホットエントリーに入ってくる仕組みが健全だとは思えない(はてなブックマークのホットエントリーを見る1ユーザーの感想です)。
 

大きなコミュニティの例

上で上げた2について。真ん中の赤色の線が飛び交っている付近から1ブログを選び、定義の手順で可視化を行った。起点としたブログのノードを黄色にしている。

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上の互助いコミュニティに比べると規模が大きい。青色の線は少ないが、濃い赤色の線が多くはてなブックマークによるコミュニケーションが盛んなように見える。

また、平均被ブックマーク数が大きいブログが多く、それらのブログを中心にコミュニティが形成されているように見える。

平均被ブックマーク数は大きいブログはある程度内容が伴っていると思われるが、このコミュニティによってブーストしているようにも感じる。これを互助ととるかはなかなか難しい。

もちろんホットエントリーに入ってくるブログがすべてこういうコミュニティに属しているわけではなく、例えば次のようなパターンもある。

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黄色のノードはホットエントリーから選んだ1ブログだが、相互にブックマークしている他ブログが少なく、はてなブックマークを介したブログ間のコミュニケーションはあまり行っていないように見える。
 

さらに大きなコミュニティの例

最後に、ホットエントリーの可視化から、はてなブックマークによるコミュニケーションが多くしているように見えるブログを10ピックアップ。それらを起点に定義に沿って可視化をした。

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239ブログが抽出された。これらを互助会とみなすかどうかは人それぞれだが、青色の線や濃い赤色が飛び交っており、非常に濃厚なブックマークコミュニケーションが行われているのは間違いない。

中には内容がしっかりしていて(個人の感想です)平均被ブックマーク数が大きいブログもいくつかある。はてなの運営が仕組みを替えないのであれば、今後これらのブログがホットエントリーに頻繁に入ってくることが考えられる。上で上げたようなはてなブックマークコミュニケーションの少ないブログは相対的にホットエントリーに入りづらくなるだろう。

また、青色の線や濃い赤いの線が集まるコニュニティの中心となるブログも把握できる。このはてなブックマークコミュニティで濃厚なブッコミ(ブックマークコミュニケーション)をしたい方は、中心に位置するブログユーザーへアクセスするのが最短かもしれない。

delete-all.hatenablog.com
 

まとめ

というわけで、なんとなく互助会と言えそうなコミュニティと互助会に近い巨大なコミュニティが存在することがわかった。

冒頭で書いたとおりなんちゃって可視化なので、この内容が何かの意思決定や良し悪しを決めるものではないけれど、一応、個人が互助会フィルタリングする際の判断材料として使うこともできそうだ。めんどくさいのそんなことしないが。

また、前述したとおり、これらのブログからホットエントリーが頻出する状態を良いとするかどうかははてな次第だが、個人的にははてなブックマークのホットエントリーに求めるものとはちょっと違うかなぁと感じている。まぁ個人のたわごとなのでそんなのどうでもいいのだけれど。

ちなみに、この辺りの話に触れそうな記事があったので楽しみ。

はてなブックマークやPressoなどで提供する情報は、いわゆる『ニュース』になる前のものが比較的多いと思います。感度が高く、ある分野の情報を熱心に集めているユーザーが発見したインターネット上の情報(URL)が取り上げられるので、結果としてニュースを扱っていることになります

2ちゃんヤフーと対極 「はてな」のまったり感

はてなはどんなテクノロジーを使い、ユーザーコミュニティーとどう向き合おうとしているのか。次回以降詳しく見ていこう。

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余談。一連の作業はRとCytoscapeを使ってみました。ツールとして使った程度で本来の使い方にはなっていないけれど、プログラミングなんてまともにできない私でもそれっぽいアウトプットが出せるのにビビった。なんて便利な世の中なんだろう。