4歳児と一緒に!トマムでアクティビティ三昧の秋
9月中頃、暑さが残る関東をあとに初秋を迎える北海道トマムに旅行に行ってきました。
今回の旅行のテーマは、4歳時のチャレンジ。初めての体験をいっぱい楽しんでもらって成長していただこう、というのが目的です。
トマムのホテル前には「さぁ遊びなさい!」という感じで起伏に富んだ芝生エリアがどーんと広がります。これだけで4歳時には魅力的なのですが、加えてさまざまなアクティビティが用意されています。
季節によって選べるものに微妙に違いがあったり、人気のものはいつのまにか予約が埋まってしまっていたりと、出発前まで頭を悩ませた結果、我が家は次のアクティビティを予約していきました。
事前に調べられる情報がほとんどなかったので、やや心配でしたが、どれも大満足。娘の成長につながるよい体験ができました。
キッズラフティング
娘は基本的にびびりなので、初ものはだいたい敬遠しがちです。川遊びもしたことがないのにいきなり川下りに挑戦できるんだろうか。かなりドキドキで臨んだキッズラフティングは、想像通りハラハラの展開がありつつ、結果的に娘の思い出にのこる体験となりました。
まずはお着替え。トマムから20分程度車で移動した場所でラフティングをする格好に着替えます。どんな格好で行けばいいのか気になっていましたが、履物と上下のゴアセットを貸出してくれるので普通の服で行っても問題ありませんでした。
さらにそこから10分程度移動した先にラフティングのスタート地点があります。そこで漕ぎ方や万が一の場合の対処などレクチャーを受けて、いざ出発。娘が船の先頭、父母が真ん中、ガイドさん最後尾という配置でいきます。
下る川は空知川。ガイドさんの経験上、ラフティングできる川で一番綺麗な川かも、とのこと。川底がみえるほど澄んだとても美しい風景が広がります。
ただ、美しいだけが自然ではありません。2016年の集中豪雨で住宅やじゃがいも畑、ポテトチップス工場などこの周辺は激しい被害があったそうです。3年経った今でも川岸沿いには倒木が多く残っていました。
さて、このコースですが、キッズとついているもののラフティングです。自然を感じつつ悠然と下るだけではなく、わりと序盤から激しいエリアが登場します(といっても子供向け)。
そのせいかしだいに娘の腰が引けて……
……娘の眼前に広がるのはボートのラバーのみに。
立ち上がるのを渋る娘にが、ほらきれいだよ!立ってごらんよ!だいじょうぶだよ!少し頭あげてみたら?もったいないよ!ラバーじゃなくてリバーみようよ!できる!できるって!やるき!げんき!
4歳児を必死に説得する大人三人。それもむなしく娘は父母に挟まれた安全地帯に引き下がることに。このままだと悪い印象しか残らないかもしれないと嫌な予感が覆ったきっかけは、石探しでした。
丸い石、平たい石、緑の石、赤い石、いろんな石を観察して、娘なりのいい石をじっくり探す時間を楽しみ、ラフティング再開。
石探しで落ち着いたようで、父母の間に挟まれポジションですが自然を観察する余裕が出てきた娘。以前は一度嫌なことがあるとしばらくご機嫌リカバリーが難しかったんですが、すばやく切り替えられるようになったんだなぁと成長を実感しました。
そして、はじめての魚採りも体験。ざるを下流にかまえて石をどかす、というだけで簡単に小魚を捕まえることができます。
私たちでもドジョウやカジカを捕まえることができました。娘にとって生きた魚を直接触るのは初めてだったので、記憶に残るよい体験ができたんじゃないでしょうか。
かなり慣れてきた後半はガイドさんと一緒に漕いで川下り。一時はどうなるかと思いましたが、娘にとって楽しい思い出になったようで安心しました。娘なりの試練もあってそれを乗り越えて楽しめたのは自信になったかもしれません。
ちなみにラフティングは、この他にも2歳児から参加できるものや、おじいちゃんおばあちゃんもご一緒に~のファミリー向け、ハードな大人向け、など沢山用意されています。それぞれ催行会社が違うので参加したコースによって印象が違うかもしれません。
今回のコースはリトルトリーが催行会社でした。ガイドさんの雰囲気や気づかいがとても良くて、素晴らしい体験ができたので次回も機会があればリトルトリーが関わるコースでお願いしたいなと思いました。
モーモーカートで行くファーム体験ツアー
モーモーカートで行くファーム体験ツアーは、朝8:30に集合してホテル前面の芝生エリアで飼われている羊、山羊、牛に朝ご飯をあげに行きましょう!というアクティビティです。大きな動物がちょっと苦手な娘は無事にふれあえるんでしょうか。
まずは羊たち。ゲートを開けると餌が入ったバケツにだだっと殺到してきました。
そのすきにふわふわの羊毛をさわさわ。娘「思ってたよりごわごわしてた」だそうです。やっぱり実際に触ってみるのは大事ですね。
次の山羊はリードをつけてお散歩、そのあと餌やり。結構やんちゃな子山羊さんでした。
どんなふうに食べてるのかな?とお食事の様子をのぞく娘。大きい動物が苦手だった頃を思い出すと成長したなぁ。
最後は牛さん。かなり近づいて餌やりができます。さっき見た羊もウシ科のいきものですが、同じウシ科でも顔がずいぶんと違うものです。
机上で学ぶ知識と実際に見たり触ったりした経験が結びついて気づきを得る、娘にはそういう感覚はまだ早いかもしれませんが、いろいろ体験させることは大事だなぁとあらためて実感しました。
最後はこの牛さんたちのとれたてミルクをいただきます。かっこよく決めポーズで写真はとっていますが、匂いに敏感な娘は一口で断念してしまいました。いつも飲んでいる牛乳に比べると濃厚すぎたようです。まぁこれも経験ですね。
ナイトサファリ
ナイトサファリは、あたりが薄暗くなる夕方に集合して、ホテルの敷地内をカートで周遊しつつ野生の動物を観察しよう!というアクティビティです。遭遇できる可能性があるのは、エゾシカ、ユキウサギ、キタキツネとのこと。娘は当然ながら妻も私もどれも見たことがないのでとても楽しみにしていました。
ガイドさんのカートにぞろぞろと参加者カートがついて行きます。ガイドさんが野生動物を見つけたらトランシーバーで参加者へ連絡して停車。そろりそろりとターゲットへ近づいて観察する、という流れです。
まったく見つからないときは時間を延長することもあると説明にありましたが、この日はわりとあっさりと最初の動物が見つかります。
野生のキタキツネ!これには妻も私も大興奮。朝に餌やりした牛たちとは違ってこれ以上距離をつめることはできませんが、自然に一歩近づいたようなワクワクする瞬間を味わえました。
次に見つけた動物は……。
エゾジカの群れ!実は昼間に1頭だけみることができていたんですが、やはり群れで見ると迫力が違います。
ここで娘はワクワクというより少し怖いような印象を受けていました。このあたりは昼間にも足を運んだ場所でしたが、この時間は全く雰囲気が違います。夜になると自然の領域が広がってくるというか、娘はなんとなく森のや自然の怖さも感じていたのかもしれません。
この日は2種類の動物発見で終了となりました。野生の動物だけでなく夜の自然という都会では体験できない貴重な経験をすることができました。
というわけで、初秋のトマムでアクティビティ三昧をしてきました(他にもポニー乗馬やプールをやりました!)。狙いどおり娘はよい経験をして成長できたんではないでしょうか。
他の季節ではまた違った体験が楽しめそうですし、機会があれば娘とともにまた泊まりたい素敵なリゾートでした。
今週のお題「○○の秋」