3歳児が推すNetflixオリジナル「スーパーモンスターズ」は幼児すぎない教訓系エンタメアニメ
去年5月頃から使い始めたNetflix。主に娘(3歳になったばかり)が気に入った番組を一緒に観る、という使い方でほぼ毎日起動するほどお世話になっています。
作品が大量にあるので、たいていはお父さんがこれだ!というおすすめをみせて娘が気に入ればそのまま視聴、というスタイルで使っています。
しかし、これはハマるでしょ!というお父さんの推しは勝率1割程度。たいがい秒速で却下されちゃいます。絵は趣味じゃないけどちょっと様子見で観るか、みたいな大人のような観方はしないみたいです。
でも、そこいかないでそこいく!?という娘の癖を見分けていくのも楽しいし、ハマる作品を見つけてあげた時はとりわけうれしかったりします。
娘が何にハマったのか視聴履歴で再確認
ところで、Netflixは視聴履歴をみられるってご存知ですか?
Netflixアプリ(PCやスマートフォン上)で視聴履歴をみたいアカウントに切り替えて、「設定」-「アカウント詳細」-(ブラウザでNetflixサイトが開く)-「視聴履歴の表示」で表示されます。
ざっと見では履歴は部分的なようですが(次エピソードに自動的に切り替わる流し見の履歴は拾っていなそうとか)、なんとなくいつ頃何にハマっていたのかはわかりそうです。
で、秒速で却下されたであろう視聴履歴が一回のみの作品を除外、などなどデータを整理した結果がこちら。
というわけで、娘が昨年ハマったNetflix配信作品は、次の5作品でした。言ってみれば娘の推し作品であるこの5作、一緒に観ることが多かったので納得の結果です。
- ことばのパーティー
- げんきげんきノンタン
- うっかりペネロペ
- ミッフィーのぼうけん
- スーパーモンスターズ
ところで、Netflixを使っていない人はおそらく見たことがないタイトルがあると思います。実は「ことばのパーティー」と「スーパーモンスターズ」の2作品はNetflixオリジナルなのです。
というわけで、本記事の趣旨にたどり着きました。
2歳児が推すNetflixオリジナルアニメということで上の2作品から「スーパーモンスターズ」の紹介をしたいと思います。
ちなみにグラフでは、10月ごろにハマっている作品が途切れています。これは、この頃にアンパンマン沼にひきづりこまれたから……なのですが、その沼から引き上げるほどの魅力を持っていたのがスーパーモンスターズなのでした。
スーパーモンスターズってどんなアニメ?
スーパーモンスターズは昨年のハロウィンシーズンに公開された結構新しい作品。いろいろな個性を持ったモンスターの子どもたちがプレスクールで直面する問題を互いに協力・尊重しあって解決していく、という内容です。
舞台となるプレスクールは「幼稚園入園までの3歳児から5歳児までを対象として設置されている教育機関(wikipediaより)」なので、視聴者層も3歳から5歳を想定してると思います。
Netflix公式サイトから抜粋して内容をもう少し紹介しましょう。
子供たちのお父さんとお母さんは、なんと、だれもが知っている有名なモンスター。幼稚園に行く前に、スーパーパワーをマスターするため特訓だ!
という切り替わりの演出が楽しいメリハリのある1話完結式で話が進みます。1エピソードが2話(1話あたり10数分程度)で構成され、1シーズン(10エピソード)が配信中です。
では推しどころはどこなのか?というと、スーパーモンスターズは意外とない「幼児すぎない教訓系エンタメアニメ」なのです。
つかみはスーパーパワーで、気づきは現実的に
2歳あたりをターゲットにした幼児向けアニメは、歯みがきしないと虫歯になっちゃうよ!とか、お熱を出したときはおとなしくしてないといけないよ!とか、生活する上でのしつけをテーマにした話が多いと思います。
娘の推しで挙がっていたノンタンやペネロペもそんな話が多かったと思います。でも、3歳近くなってくると、もうちょっと大人なテーマがあってもいいんじゃないかなぁと思うようになりました。大人といっても、ノンタンよりもちょっと大人向け、という程度の大人ですが。
ところが、幼児すぎない幼児向けの教訓系アニメって意外とないんですね。そして、その空きをねらってエンタメバリバリのアンパンマンが3歳児前後を沼にひきづりこんで、そのままプリキュア沼に連れていくという構図がありそうです。
で、幼児すぎない教訓系アニメというブルーオーシャンにピッタリとハマったのがスーパーモンスターズでした。
例えば、一人でできないときは友達に手伝ってと相談してみようとか、つらいことなど一人で気持ちを抱えきれないときはみんなに話してみようとか、人との関わり方でちょっとした気持ちの切り替えが大事だという話が多く登場します。
モンスターという設定なので登場人物がそれぞれ現実離れしたスーパーパワーを披露しますが、プレスクールという設定のおかげで立ち向かう問題は娘が保育園などの集団生活で出くわしそうな現実的な出来事なのです。
どうしたんだろう?とか、どうすればいいんだろう?とか、娘に問いかけながら観ることができるシーンが沢山あるのがとても良いです。つかみはスーパーパワーで、気づきは現実的に、といった感じ。
ただ、たぶん意図されているであろう多様性というメッセージ(いろんな個性がある・お互い尊重しよう)はちょっと娘には早いのかなぁ、もう少し大きくなって響くのかもしれません。
親も楽しめるアニメーションと世界観
さらにエンタメ度合いがかなり高いのもポイント。
流石Netflixがお金をかけるだけあって親が魅入るようなアニメーションの出来ですし、モンスターが現実世界のフォーマットので生活しているという誰もがワクワクする世界観です。
ちなみに1シーズンの主要キャラクターの元になったモンスターは、魔法使い、ドラキュラ、クレオパトラ、フランケンシュタイン、狼男、ゾンビのようです。
クレオパトラはハムナプトラシリーズのイメージっぽいのでミイラ的なノリなのかな?フランケンシュタインはハルクが入ってないか?とか、わりと緩めの設定なのかもしれません。
それと、キャラクターが個性的でかわいいというのもポイントです。アメリカのアニメにありがちなクレイジーな絵面のキャラクターだと娘が怖がることもあるので安心して観ることができます。
まとめ
娘に5作品のうちどれが一番好きなの?と聞いたら
「ノンタンだ~いすき」 「ペネロペもだからいすき」 「スーパーモンスターズもだ~いすき」 「ぜ~んぶだいすき」
との回答をいただきました。
どれも楽しい作品ばかりなので興味がある方はぜひ子供と一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか。
#2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》
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