タイのショッピングモール「ターミナル21」はおもしろ日本の宝庫だった
昨年、タイ旅行に行ってきました。
バンコクの夜、せっかくだから名物のタイスキを食べようと有名チェーンのMKレストランが入っているショッピングモールへ。
そこで出会ったおもしろ日本ワールドに思わず興奮してしまったという話です。
「ターミナル21」に向かう
バンコクは終日車の渋滞が激しいので、シンプルかつ確実な交通手段としてモノレールがとても便利です。
大渋滞の様子
モノレール、正式名称は「国王陛下ご生誕6周支(72歳)記念高架鉄道」だそう。
その便利なモノレールの主要駅に隣接するように巨大ショッピングモールが数多く立ち並んでいます。向かったターミナル21はそんなショッピングモールの1つです。
ターミナル21の外観、すでに夜8時をまわってました。
入り口のフロアマップ?
ターミナルという名前の通り、空港をモチーフに、各フロアが世界の都市になっています。
- G階 - ローマ
- M階 - パリ
- 1階 - 東京
- 2階 - ロンドン
- 3階 - イスタンブール
- 4階 - サンフランシスコ (市街)
- 5階 - サンフランシスコ (桟橋)
- フードコート
- 6階 - ハリウッド
タイスキはそれなり……
エスカレーターの入り口もターミナル風
各階をじっくり巡ってみたかったんですが、閉店時間と空きっ腹を気にしてフードコートに直行。
ぶっちゃけ
美味しいとは言えな……
MKレストランのタイスキうまかったぜ!という記事がかけたら良かったんですが、正直普通というか、期待するような味ではありませんでした。
MKレストランの高級店舗MKゴールドもあるので、機会があったらそっちに期待したいところです。
おもしろ日本の兆し
満足度が低かったせいかちょっとテンションが低い妻と私。
帰るか、とエスカレーターに向かうと、妻の目がなにやらキラキラしています。
その目線の先には、おもしろ日本の兆しが!
どういうこと!?
カレーうどんで有名な古奈屋がタイに出店していることに驚きでしたが、そのポスターがなかなか。
「角度まで掻こう」
先にこっちを見つけていれば、私たちもタイスキを選ばずに角度まで掻いていたかもしれません。
妻「これは1階の東京フロアに行っといたほうがいいね」
というわけで1階に向かいます。
ようこそ「TOKYO」へ
行ってみるとそこは期待通りのおもしろ日本の宝庫でした。
閉店間際の閑散としたフロアで、消化不良だったタイスキへの期待をおもしろ日本にぶつける夫婦。
それでは、妙なハイテンションで撮りまくった写真を紹介します。
まずは、日本を象徴する大物オブジェクトたち。
ちょっと異常な大きさの招き猫が出迎え
仏教国では貴重な鳥居も
積み上がった樽酒へぶつかり稽古をかますリキシたち。横は婦人服が売り場。
興奮したタイの少年が駆け寄ってリキシを猛烈に蹴りあげていました。
鳥居はちょっと意外でしたが、定番モノはひと通り取り揃えていらっしゃるようでした。もちろんド定番の富士山もありましたよ。
「ふじさん」と書けばそれはもう富士山なんです。
次に目に付いたのが提灯ゾーン。怪しげな日本語と提灯の間接照明がおりなす不思議な空間が広がります。
「嬉々として」提灯
「しあわせ」提灯
ひょっとしてここに並ぶ店舗は全部ブラック企業体質なんじゃ……そんな錯覚すら覚える提灯が並びます。
「商い口を増やす大事なお客様だ」
「四文字熟語」提灯
奇想天外、完全無欠、共存共栄、一応言葉を選んでいるような気もします。
そうこうしているうちに閉店間際!時間がないので、最後に東京の駅名ゾーンへ突入します。
「東京 再度参照してください。」
ここはただでさえ曖昧な東京のイメージをさらに駅ごとに分けてディスプレイするという挑戦的な区画のようです。
原宿と日暮里が混在
神田はピンクでした
恵比寿、目黒、五反田、並びは部分的にあっているところも
と、駅ごとにイメージをつけようなんて気はさらさらないようでしたが、唯一マッチしていた駅がありました。
\ネオンゾーン/
その横にはトウキョウガールたち
外国人にとって六本木は印象的な町なんでしょうね。
もう少しじっくり見たかったんですが、ここでタイムアップ。
もともと寺院巡りが中心だったタイ旅行でしたが、おもしろ日本で思わず楽しんでしまったターミナル21でした。今度行く機会があれば全フロアをじっくり回ってみたいと思います!