ちょろげ日記

日々のちょろっとしたことを

ピザの耳を食べないイタリア人、ピザの耳しか食べない3歳児

洗濯やら掃除やら子どもの習いごとやらしていると土日があっという間に過ぎ去ってしまって、疲れてもう何も考えられない晩ごはんどうしよう、と夫婦で顔を見合わせる日曜の夜がたまにある。

そんなときに宅配ピザをよく使います。風呂に入って食べて寝るだけ!の状態にしたころに届くピザが最高。

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ところで、ピザの耳を食べないイタリア人もいるとか。

本場イタリアでは耳を残す人が普通にいて、決してNGというわけではないらしい

ピザの耳は食べずに残すものか そんな論議がネット上で盛り上がる : J-CASTニュース

本当なのかよくわかりませんが、明らかなことは一つあります。

わが家の3歳児はピザの耳しか食べない。

どうも具がいろいろのってるのがだめらしいです。好きな食べ物はうどんとおにぎりのプレーン好き、こと食に関しては慎重派なので娘らしいといえば娘らしい。

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なので、これならいけるだろうとプレーンピザを頼んでみたんですね。

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だめでした。耳しか食べません。

でも、大きくなったらそのうち真ん中も食べるようになるだろうし、まぁいいかな、というのがわが家のゆるい方針です。

それに娘なりにピザの耳を楽しんでいるようで新しい食べ方を生み出していました。

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ピザの耳にちぎり海苔を添えて。

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美味しいらしいです。結構耳は歯ごたえがあるので顎が鍛えられていいかも。

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最終的には交互に食べてました。ややおっさんっぽいですね。

こんな感じにピザは耳を食べるのが通なんだよ、とでも言ってるような3歳児をみてますと、本当に耳を食べないイタリア人っているの?と疑問がふつふつと浮かんできたので調べてみました。

 
ちなみにピザの「端・エッジ」はイタリア語では「bordo」というようですが、「耳」のような感じの言い方ははいくつかあるみたいです。イタリア版ヤフー知恵袋?で調べてみると、どうも地方によって呼び方が違うらしい。

ナポリ:cornicione  コルニチョーネ

ミラノ、トリノ、ボローニャ:crosta クラスト

レッチェ:bordino  

Come si chiama il bordo della pizza?Crosta,come dicono a Milano,cornicione (Napoli) o bordino (Lecce)? Grazie! | Yahoo Answers

地方によって作り方などで見た目も違っているから、呼び方も変わるのかもしれません。なかなか面白い。  

で、ピザの耳を食べないイタリア人はいるのか。またまたイタリア版ヤフー知恵袋を出典にするという曖昧さですが、「あなたはコルニチョーネ食べる?」という投稿を見つけました(ということはこの人はナポリの人なのかもしれない)。

ma voi, quando mangiate la.....................? | Yahoo Answers

2009年なのでけっこう古い投稿ですが、ざっくりまとめると

  • もちろん食べるよ
  • めっちゃサクサクなら食べるよ
  • 焦げているかどうかによるよ
  • お腹が空いてたら食べるよ
  • 好きじゃないから食べないよ

などなど、……ピザの耳を食べないイタリア人は普通にいるようです。というか、人それぞれってだけの話ですね。  

 
というわけで、妻と私が真ん中を食べて娘が耳を食べるわが家のピザの食べ方の話でした。

#ピザが食べたい #ピザの耳が食べたい

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3歳児にマイカメラを持たせるとお散歩が楽しくなる

ちょうど1年前、娘が3歳になった頃にカメラを買ってみました。

まわりをよく観察する性格だから、マイカメラがあったら楽しんでくれるかも?という安易な考えのわりにちゃんとしたカメラを買ったものの、当初は娘もうまく使いこなせず……いろいろあって、やっぱり買ってよかった!というお話です。
 

買ったカメラは「ニコン COOLPIX W100」

こちらのニコンの機種。

 
普通に大人も使えるデジカメなので、お値段もそれなり。なぜ3歳にこのカメラを選んだかというと、以下を重視したからでした。

  • 気に入ったら長い間愛用してほしい(トイカメラだとちょっと遊んで飽きそう)
  • 幼児でも持ち運びしやすい大きさ
  • 防水
  • デザインがかわいい

が、なんということでしょう、娘はシャッターボタンが押せなかったのです。

人差し指の力が足りない、手が小さくて両手でカメラをしっかり持てない、という感じでどうもうまくいきません。もう少しシャッターが軽ければよかったのかも。

こりゃお蔵入りか……と思いましたが、娘の目に入る場所にさり気なく置いたりと、いじりたくなるまで気長に待つことにしました。  
 

3歳3ヶ月頃からシャッターが押せるように

変化があったのは2、3ヶ月経ったある日のこと。「ワン!」という音が!そうそう、このカメラはシャッター音を「ピヨピヨ」とか「ワン!」とか、かわいい音に変更できるのです。

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はじめての被写体がリラックススタイルのお父さん!ありがとうございます。

すごい!シャッター押せた!相変わらずしっかり持てないので押し込みのときにがっつりと手ブレしますが初撮影成功です。

こうなると気ままに好きなものをとる習慣がついてきて俄然楽しくなってきます。

今日はなに撮ったの?

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秋に収穫して保存していた(していたのか!)どんぐり自慢。画像と実物を並べて。

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きれいに貼れたシール。実物もみましたよ。

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最近好きなせんべい。実物はもうありませんでした。

 

3歳8ヶ月ごろ、ブレずにとれるように

と、こんな感じのマイカメラのある生活からさら数ヶ月ほど経ったある日。「とれたよー!」とダッシュしてくる娘。観てみると……

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娘、空前の鬼太郎ブーム(第5期)のさなかの一枚

オイ!ムスメ!ブレてない!ついに、カメラをしっかりもってシャッターを押せるようになったようです。力がついて大きくなったんだなぁとマジマジと娘の手をみてしまいました。

それからしばらくは、鬼太郎やアンパンマンの娘的名場面ショットを見せてもらう毎日が続きます。

ここだ!と思った瞬間には画面が変わっているので、意図したシーンは撮れないんですが、結果的に、撮りたい瞬間をねらってカメラをサッと構えて撮る!という動作の訓練になったのかも。

 

3歳10ヶ月ごろ、お散歩カメラデビュー

プリキュアの変身シーンを激写している娘を見ながら、3歳でも普通にカメラ撮るんだなぁ、と思ったある日のこと。お出かけするけどカメラ持ってく?と誘ってみると「いくー!」とキラキラした目で張り切る娘。

それならさらにテンションをあげていただこうと、カメラに合いそうなストラップを探してこんな感じでおでかけすることにしました。

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めちゃかわいい。小さい人が大人と同じような格好していると盛り上がります。

安全装置付きの携帯ストラップ(引っかかっても首が閉まらないようにパチッと分離する)が2つあったので、組み合わせてカメラストラップにしています。

 
カメラの操作自体はもう慣れていて、撮りたいものを決める→電源入れる→シャッター押す、まで子どもなりにスムーズにできます。

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とはいえ、3歳児です。撮るときはお父さんに言って、お父さんが周りを確認してから撮ってね、とお約束。

 

娘のお散歩カメラ作品

どんな写真を撮っているかというと、たまたま大宮に連日行ったのでその時の写真をいくつかご紹介。 
 
大宮駅エキュートで「あれ撮りたい」と娘。駅弁ぐらいしか撮るものなんてないぞ?と周りを見渡すと、上を指差しています。

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ワン!

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娘お散歩カメラ作品「エキュートの天井の穴」

「ここだけなんで天井に穴が空いてるの?」たしかにここに穴が集中していて他と違います。というかまったく気が付かなかった。3歳は目線が下ばかりだと思っていましたが、天井に目を運んでるとは。

よくみると照明がでているようなので、もしかしたら明かりの位置を変えやすいようにしてるんじゃないかなと答えると、「明かりの位置を変えやすいようにしているのかもしれない」と自分の意見かのように繰り返す娘。この繰り返すパターンのときはわりと納得したときです。

 

大宮高島屋にあった足型が敷かれたエリア。「なんで足がいっぱいあるんだろうね。」あまりサッカーは詳しくないので有名な人達の足みたいだよ、好きな足を撮ってみたら?と答えると、

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ワン!

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娘お散歩カメラ作品「気に入った足」

娘は、なにか選ぶときはあれもこれもと迷わずにパッと1つだけ決めてきます。このときも(なんで好きな足を選んでるんだという話もありますが)、「この足にする」と、パッと決めてパッと撮っていました。娘の性格だなぁ、としみじみ。

 

次は大宮高島屋の地下食品売り場。そこで「これ撮る」といって撮ったのは、おでんの食品サンプルでした。

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ワン!

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娘お散歩カメラ作品「おでんの食品サンプル」

大人だと見下ろす食品売り場も、3歳児視点だとこんな感じなんですね。このあと抱っこして上からじっくりおでんサンプルを観察しました。

 
カメラが楽しいのか、いつもならそろそろ「だぁっこぉぉ」としがみついてきそうな頃合いでも、自分からぐいぐい進んでいってくれます。次は道端で「これ撮る」とみつけたこちら

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ワン!

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娘お散歩カメラ作品「きれいな看板」

今度は見上げる視点の違い。大人の視点からと3歳児の視点からではちょっと形が違ってみえるものもあるようです。意外と見え方が違うせいでコミュニケーションが取れていないときがあるのかもしれません。

 

続いて、散歩中のひと休みでたべたおまんじゅう。「美味しかったのでお母さんに教える」といって撮影。

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娘お散歩カメラ作品「おかあさんに教えたいおいしいまんじゅう」

お店の方が、自分で撮れるの?と驚きながら、よかったら写真撮ってねとわざわざ並べてくれました。カメラがいつもと違ったコミュニケーションをとるきっかけになったのが良かったです。

 
他にもたくさん写真をとっていますが、わりと上を見上げるような写真が多いのが意外でした。

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娘お散歩カメラ作品「クレーンいっぱい」

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娘お散歩カメラ作品「ひこうきぐも」

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娘お散歩カメラ作品「お父さんのかげ」

 

約1年と気長な仕込みが必要だっだり、3歳にはちょっと高い買い物かもしれませんが、カメラを通じて娘の成長を感じることができたのがとても良かったです。

いまのところ娘も写真を撮るのが楽しいみたいなので、これからもカメラを通じた発見や成長もありそう。

というわけで、買ってよかった子どもカメラのお話でした。

今週のお題「2018年に買ってよかったもの」

 

tyoro-ge.hatenablog.com

3歳児が「OK Google YouTubeで筋肉体操を流して」と追い込んでくる

タイトルのまんまなんですが、我が家の娘(3歳)が「OK Google YouTubeで筋肉体操を流して」なんて覚えちゃいまして、毎晩追い込まれています

 

子どもってすごいですね。最初の頃はGoogle Homeには???でしたが、いつのまにか親の見よう見まねで「OK Google 明日の天気は?」とか「OK Google テレビを消して!」とか話しかけて、そういうものとして使っています。

液晶はとりあえずタッチして操作しようとしますし、「そんなことができるの!どう使うの?覚えなきゃ!」が「そういうもの」として身についちゃっているのは何というか強いなぁと思います。
  

そして強いといえば筋肉体操。

 
たまたま娘の前で流していたら一緒に頑張るのが楽しかったようで、「今日は筋肉体操やるよね?」とせがんでくるようになりました。それがいつの間にかバージョンアップしまして、

娘「今日は筋肉体操やるよね?」

私「今日はやらないよー」

娘「OK Google YouTubeで筋肉体操を流して」

となったわけです。強制筋肉体操。

 

しかし、筋肉体操はすごいですね。たった五分でも本当に追い込まれます。でも3歳と一緒だともっと追い込まれます。

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最初はとなりでそれっぽいことやってるんですが、この3歳児がさらに追い込んでくるんですね。

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はい、だいたいこうなります。3歳児は横になっている父をみつけると上にのってくる生き物なので仕方がありませんが、自重でもキツイ貧弱なお父さんにはとても15kgの荷重には耐えられません。けど、ふざけたことにこの態勢で応援してくるんですね。「お父さんがんばれー」とか言われちゃうと頑張っちゃうのでめちゃくちゃ追い込まれます。  
 
当然スクワットもこうなります。  
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でも、集中してやりたいときはちょっとやめてほしいので、やや怒り気味にやるなら娘も一緒にやりなさい!と言うと

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意外とちゃんとやったりするので侮れません。本当に幼児の適応力の高さには驚かされます。 
 
 
というわけで、どうも自重では追い込めないという方はご家庭のGoogle Homeと3歳児を使ってみてはいかがでしょうか。

娘「きんにくはうらぎらない」 f:id:tyoro_ge:20181111220628j:plain

 

アンパンマン人気投票は本当に大荒れだったのか?

娘が4歳間近となり、我が家もやっとアンパンマン沼から這い出ることができそうです(這い出たそばからプリキュア沼がみえていますが)。そんな最中、アンパンマン30周年を記念したアンパンマン人気投票が行われていました。
 

 
そして結果は……15位まではこのとおり。  
アンパンマン人気投票|アンパンマン ポータルサイト

1位  アンパンマン
2位  ばいきんまん
3位  コキンちゃん
4位  ドキンちゃん
5位  あかちゃんまん
6位  メロンパンナ
7位  カレーパンマン
8位  だだんだん
9位  ロールパンナ
10位 めいけんチーズ
11位 ポッポちゃん
12位 しょくぱんまん
13位 ナガネギマン
14位 てんどんまん
15位 ホラーマン

この1、2年のアンパンマン沼生活からすると、よく出るキャラクターがランクインしてる割と順当なランキングになってるという印象でした。が、意外にもネットでは、大荒れ、波乱、という言葉がおどり、こんなような声もあったようです。

ドキンちゃんよりコキンちゃんが上位なの?

ポッポちゃんがなんで人気あるの?

しょくぱんまん不甲斐なさすぎ

 
本当に大荒れだったんでしょうか。試しにこんなルールでデータを集めて、登場回数ランキングと人気投票ランキングの関係をみてみました。
 

ルール

1.登場回数ランキング

アンパンマンは「○○と○○」というタイトルがついていて(○○にはキャラクター名が入る)、その2キャラクターに焦点をあてたストーリーが繰り広げられます。そこで、各話のタイトルになっているキャラクターを登場ごとにカウントし、多い順にランキングしました。元データは、ほうそうのおしらせで公開されている「2001/4/6から2018/8/17」のタイトルから取得しています。
 
2.人気投票ランキング

人気投票結果の上位30キャラクターを対象とします。人気投票の要項は次の通り。

投票期間:2018年7月20日(金)~8月20日(月)

結果発表:2018年10月3日(水)

投票対象:過去にTVシリーズ、映画(併映含む)に登場した全キャラクター

投票方法:「アンパンマンファンくらぶ」アプリにて受付

※「アンパンマンファンくらぶ」アプリは無料のアプリです ※投票には会員登録(無料)が必要です

http://www.anpanman.jp/30th/news/2018/0607_01.html

 
3.登場回数ランキングの期間

投票はファンクラブアプリのダウンロードをして会員登録をする必要があるので、わりとガチなファン(の親)しか投票していないと想定。ガチということは、過去作品を視聴できるアンマンパンチャンネルなどの動画サービスを利用していると想定(うちもdTVで見ていました)。そのため、取得できるデータの最古の放送日「2001/4/1」から人気投票ランキングの締切直前の放送日「2018/8/17」としました。
 
4.確認したいこと

登場回数が多いキャラクターほど人気ランキングが高い(登場回数が少ないキャラクターほど人気ランキングが低い)ようであれば、大荒れではなかった、とします。

 

アンパンマン人気投票は大荒れだったのか

というわけで結果!グラフX軸が登場回数ランキング、Y軸が人気ランキングですが……どうやら登場回数ランキングと人気ランキングに関係がありそうです。

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相関係数(順位相関係数)は0.72と強い相関があるという結果になりました*1

というわけで、アンパンマン人気投票は順当だった!とします(個人の感想です)。
 
 
ちなみに順位データなので、あまり細かく見ても意味のないデータかもしれませんが、ぼんやりと眺めていると結構面白いグラフです。例えば……
 
 
コキンちゃんポッポちゃんはねらい通り人気がでているっぽい

相関があるというだけなので、登場回数が多いから人気があると解釈はできませんが、人気を出すために登場回数を増やしているケースは当然あると思います。近年台頭してきたコキンちゃんやポッポちゃんなんかは人気を出すために登場回数を増やして、狙い通り人気が出てきた、と想像できます。

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こちらは年別の登場回数ランキングですが、コキンちゃんとポッポちゃんはここ数年はほぼ上位ランカーのようです。古参でないのに、2001年からの累積登場回数でも上位にランキングされていることからも公式の推しキャラクターとなっているとみてもよさそうです。
 
しょくぱんまんより不甲斐ないのは……

しょくぱんまんは確かに登場回数ランキングのわりには人気ランキングがやや低いようですが、それ以上に目立っているのが、クリームパンダです。登場回数はダントツ1位に対して人気は16位です。

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年別のランキングでも2001年からほぼ1,2位にランク。出ずっぱりなのに人気がありません。

クリームパンダは、ヒーローに憧れる力不足なトラブルメーカーキャラで、観ているこどもたちへ教訓を伝えるための役回りとも言えます。

クリームパンダにこどもたちが共感して、それが人気につながると思いきや、どうやらそうはいかないようです。こむすびまんも登場回数のわりには人気が低いのは似たような役回りだからかもしれません。

  
  
と、いろいろと想像するには面白いデータでした。というわけで、アンパンマン人気投票は大荒れと話題だったけれども、順当だったかも、という話でした(個人の感想です)。

*1:ただし、だだんだんは登場回数ランキングでデータがとれなかったので除外しています

小田原出張ひとり飯にちょうどいい、アジのたたきとアジフライがうまい店

日ごろの外食は3歳児のお好みのお店にしかいけないので、たまの出張のひとり飯はいつも食べられないものを食べることにしている。

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たまの出張で小田原に来た。

旅先のひとり飯はご当地の名物を食べたい。小田原といえばアジらしい。

アジは小田原を代表する魚!アジのたたきは小田原発祥と言われています。

刺身やフライも美味しく、アジ料理を食べさせてくれるお店が小田原にはたくさんあります。

小田原市観光協会 おすすめはアジ!

小田原周辺でうまいアジを食べるなら、小田原漁港の最寄り早川という駅まで足を伸ばさないといけないらしいが、そこまでする時間がない。そこで、小田原駅でうまいアジを食べられる店を探すことにした。

ワイワイガヤガヤの中のひとり飯はあまりよい記憶がないので、旅先のひとり飯は店が混む時間は避けるようにしている。

日曜の17時前。まだ店が混む時間ではないが、こんな時間からやっていてうまいアジが食べられる、そんな小田原出張ひとり飯にちょうどいいお店があるんだろうか。

あった。

魚がし
〒250-0011 神奈川県小田原市栄町2-8-39
1,500円(平均)
r.gnavi.co.jp  

小田原駅から徒歩3分、営業時間11:10〜21:00、日曜営業、アジがうり。

 

小田原駅から魚がしに行くには、地元民むけの商業施設と観光客向けのマルシェやら民芸品ショップが混在する地下街を通っていくと近い。地下街から地上に出るとにわかに観光客向けの店がいくつかならび、わずかな時間で旅行気分をあじわえるちょうどいい立地にある。

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小田原提灯がぶら下がり、入り口に線香が売られてるVIE DE FRANCE、やや混乱

店の方向に三井住友銀行があったので、 念のためにお金をおろしておこうと寄る。銀行を出て、さて店はどこだと見渡すと、真隣にお店があった。ちょうどいい

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店のあじの文字が三井住友カラーでちょうどいい

量産っぽい食品サンプルがならぶ入り口にやや気が引けたが、今から他の店を探すと混む時間になりそうなので、わりきって入ることにした。基本的には観光客向けの店なんだろう。

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店に入ると、入り口付近で店員のおばちゃんたちが数人あつまって談笑をしていた。店内は奥行きがあって入り口の様子から想像するよりずいぶん広い印象を受ける。後で調べたら二階もあって100席近くある大きな店だったようだ。

こちらに気づいたおばちゃんが、いらっしゃいこちらどうぞ~と、入ってすぐの席に案内してくれた。

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案内された席のあたりはややこぢんまりとしている。ひとり飯にはこれぐらいがちょうどいい

メニューにざっと目を通して、一息ついて、すいませ~んとおばちゃんを呼ぶ。とりあえずアジのたたき、瓶ビールを頼んだ。  

これから始まる店のかきいれ時前のひと休み、といった感じで店のおばちゃんたちは世間話をしている。やれダイエットしたいのにヨーグルトとアイスがとまらないだの、他愛のない話がとぎれとぎれに聞こえてくる。

そうこうしていると、瓶ビールが運ばれてきて、一口飲もうかどうか悩んでいるうちにアジのたたきがやってきた。アジ、アジ、アジと高ぶる気持ちを抑えて、スマートフォンで撮ったらこんな写真になった。

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アジを醤油だけで一口たべてからビールをぐいっといって、そのあと生姜を醤油にといて多めのアジを……とアジを食べることだけ考えていたので、このときの気分がよくわかる写真になった。店の照明の具合がちょうどいい

見た目からして、これは絶対うまいやつだ、というのがわかる。海なし県の長野出身の私としては、海鮮偏差値が非常に低いので、もうこれだけで合格だったりする。

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予定していたとおり、最初は少しだけ醤油をつけて食べる。魚を食べるときにちょっとでも臭みがあると口の中が残念なことになって、それ以降も警戒しながら食べないといけない。このアジのたたきは当たり前のように微塵も臭みはなくて、安心してアジの味を楽しむことに集中できる。

案の定、最高にうまい。

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しかし味がうまいからアジ、と言うけれどアジの味ってどう表現すればいいんだろう?ちょうどいい言葉が浮かばない。

アジは白身か赤身かというと、赤身魚に分類されるがマグロなんかとは系統が違う。まったく別の観点では青魚に分類される。青魚は体に水分が多く、EPA・DHAなどの脂肪酸が多いのが特徴で、これがアジのうまさの要因らしい。ただ、どちらも腐りやすさの要因にもなる。

つまり、アジの味は、身近な白身魚や赤身魚のどちらでもない青魚独自の味なのだが、それも鮮度が良くなければ本当の味ではない、ということになる。

しかも、小田原漁港で獲れた魚の90%は小田原市と周辺地域で消費されているらしく、もはやこのアジのたたきはここらでしか味わえない逸品ということになり、幼少に鮒の甘露煮やら鯉こくやら海鮮偏差値が低い魚料理しか食べていなかった私にはとても表現できない最高の味なのだから、とにかく楽しめと言うしかない。

小田原のアジは小田原の主力漁業である定置網で獲られます。定置網とは、魚を誘い込むように魚の通り道に網を仕掛け、中に入った魚を獲る漁法で、小田原では米神・石橋・江之浦・根府川に大型定置> 網の漁場があります。小田原を含む相模湾西部の定置網による漁獲量の90パーセント以上は、小田原市と周辺地域で消費されており、定置網漁業は極めて重要な漁法です。

小田原のアジ|神奈川県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ

 
 
そんな感じでアジのたたきを楽しんでいると、遠くからにぎやかな声が聞こえてきた。二階のお座敷で地元の人たちが宴会でもしているんだろう。たまにどっと盛り上がる声が聞こえる。これが真隣なりであったらと思うとぞっとしないが、なんとなく聞こえる宴会の声がひとり飯にはなんともちょうどいい

 
宴会に触発されたわけではないけど、ここでもう一品を頼むことにした。はじめはアジのたたきと並んで店のうりであるアジの生すしにしようかと思っていたが、新鮮だからこそのアジをあえてフライで食べてやろうという発想にのることにした。

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アジフライ入場。

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出てきたのは肉厚なアジフライが4尾。干物のように薄く広くガバっと開いているアジフライばかり食べて生きてきたので、開いていることがアジフライのアジフライたる部分だと勝手に思いこんでいた。

アジを揚げればアジフライなのだ、という当たり前の気づきを得ながら一口。

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「なにこれ、ふわふわしてる!」

ひとりなのに声に出してしまった。もちろん衣はサクサク。「外はサクサク、中はフワフワ」というフレーズはアジフライのためにあったのか、とまた気づきを得てしまった。なんて気づきの多いアジフライなんだろう。

アジのたたきも良いけれど、アジフライはソースにつけてビールを楽しむという基準点の高さに加え、新鮮なアジのうまさと、このサクフワ食感の加点要素が入るので、かるく銀河系最高得点を叩き出してしまった。

もちろん海の近くのアジフライ強豪校に囲まれて育ったような人たちにとっては当たり前の味なのかもしれないが、海鮮偏差値が底辺の私にとっては、アジフライの概念をかえるのに十分な逸品となった。

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あぁ、これが優勝というやつか、ということで記念に写真を撮った。  
 

アジのたたきにアジフライに瓶ビール、これで腹八分目、やや名残惜しいところで店を出ることにした。

うまいものに出会うといつも、もっとたくさん食べられたらいいのになぁ、と胃袋の小ささを残念に思うが、ほろ酔いの勢いにまかせて食べてもこれ以上満足しないことはわかっているので ちょうどいい頃合いで店をでる。これも出張ひとり飯の鉄則。

というわけで、小田原の出張ひとり飯にちょうどいい、アジのたたきとアジフライがうまい店の話でした。おそらく昼や夜のピーク時はたくさんのお客さんが来てこんなに落ち着いて食べられるわけはないだろうけど、さらっと小田原のアジを食べたい、そんな出張ひとり飯にはおすすめのお店です。

#ちょうどいいお店

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